各国の公的機関等が発表する、経済指標をカレンダーにして公開・リアルタイムで更新しています。は特に重要な指標なので要チェック!
経済指標の発表結果が外国為替市場に大きな影響を与えるとは言っても、主要国のすべての経済指標をチェックするのは困難です。そこでここからは、FXを取引する際に必ず押さえておきたい経済指標とその内容について説明します。
経済指標を確認する上で注意したい点も抑えておきましょう。例えば同じ指標でも国によって集計方法や期間が異なることがあります。集計時期にタイムラグがあることもあり、重要度が高い指標を狙って取引する場合には事前にしっかりと準備したいです。また、物価指標などで大きく上下変動した場合は、項目や名目値ではなく実質値を比較するなど、確認を怠らないようにすると相場のヒントがあるかもしれません。特に経済指標は結果を受けて市場参加者による仕掛け的な取引が出る時もあり、発表前にを持たなくても発表後の相場の流れが収益チャンスになることを覚えておきましょう。
米国雇用統計は国の労働省労働統計局(BLS)が毎月発表している、米国の雇用情勢を表す経済指標です。毎月12日を含む週のデータが集計され、原則翌月第1金曜日に発表されます。頻度が高く、調査対象が多いうえ、発表時期も早いことから、為替市場で最も注目されている指標です。計10項目のデータの中で、特に注目されるのは非農業部門雇用者数(NFP:Non-Farm Payroll)と失業率、平均時給です。発表数値が事前予想から乖離することが少なくなく、発表直後に大きな値動きにつながることもあります。
国内外の主要経済指標などを掲載しています。各指標の予測値や結果はもちろん、その重要度も掲載しています。FX/CFD取引にお役立てください。
貿易収支は一国の貿易における一定期間内の輸出額と輸入額の差を示す指標です。貿易は実需の為替取引が伴うため、中長期の相場の流れを予測する際に貿易収支を重視する投資家もいます。毎月各国で発表され、特に米国の貿易収支は市場参加者の注目度が高いです。米国は貿易赤字と財政赤字のいわゆる「双子の赤字」という問題を抱えており、貿易赤字が拡大する場面ではドル安が進行する傾向があります。
国内総生産(GDP)は一国の国内で一定期間内に生産された製品やサービスなどの付加価値の合計を示す指標です。名目GDPと実質GDPの2種類があり、名目GDPから物価上昇を除いた実質GDPは一般的に経済成長率を見る上で重要となります。国内総生産はその国の経済状況を示すことから投資家の注目度が高く、特に速報値が発表されるタイミングでは大きな値動きになる傾向があります。
日銀短観は「全国企業短期経済観測調査」の略称で、日銀によって実施される全国の企業経営者を対象としたアンケート調査を基に集計される指標です。毎年4月、7月、10月、12月に発表され、市場では業況判断指数(DI)が注目されます。プラスであれば好況、マイナスであれば不況と判断でき、景気の流れをとらえる上で、特に大企業製造業の業況判断DIが重宝されます。海外では”TANKAN”の名称で知られています。
消費者物価指数とは消費者が購入する物やサービスの価格(物価)の変動を示す指標です。一国のインフレ状況を把握する際に使われることが多く、特に季節性要因を受ける生鮮食品を除いた「コアCPI」は非常に注目されます。中央銀行の政策運営の中で「物価目標」を設定しており、その指標としても採用されています。一般的に物価上昇に過熱感がある時は中銀の利上げ期待から通貨高が進行する傾向があると言われています。なお、物価の変動を生産者側から測る経済指標として生産者物価指数(PPI)という指標も発表されています。
経済指標アラート通知サービス」は、設定のカスタマイズ(国別、配信時間別、指標別) ..
2019年にが発表した通貨別の取引高データでは、米ドルが取引高全体の約半分を占めており、経済大国アメリカの米ドルがとしての地位を確立していることがわかります。FX市場でもユーロ/米ドルや米ドル/円といった通貨ペア(ドルストレート)は取引量が豊富で市場参加者も非常に多いです。これらの通貨ペアは、米ドルが直接絡む通貨ペアであることから、アメリカの経済指標の影響を強く受けます。また、米ドルが絡まないユーロ円などのも、ユーロ/米ドルと米ドル円をかけ合わせて作られているため、米ドルと無関係というわけではありません。米ドルを介して取引されている点で、それぞれの通貨と米ドルの強弱が影響する場面もあります。世界的に注目度が高い、米雇用統計やFOMC(連邦公開市場委員会)で政策金利が発表される直後は、為替市場が大きく動き参加者の取引が活発になる傾向があります。アメリカの経済指標が注目され、重視される背景には、このような理由があります。
FXで注目される経済指標とは?見方やスケジュールの確認方法を解説
アメリカの経済指標と言っても、消費関連、雇用関連、企業活動関連など様々です。ここでは、主なアメリカの経済指標を一覧にして簡単にご紹介します。
無担保コール、TIBORなどの金利指標は、有料会員登録でご覧になれます。 サンプルはこちら
ここでは、先ほどリストアップした主なアメリカの経済指標の中から、特に重視したほうがよい指標についてみていきましょう。
経済指標一覧 | FXトレードデータ | 為替情報トレーダーズ・ウェブFX
米国雇用統計は米国の雇用情勢を表す最も注目度の高い経済指標です。調査対象が広く、事業調査と家庭調査に基づいて算出され、特に「非農業部門雇用者数」と「失業率」は雇用情勢を把握するうえで重要であるとされています。この他「平均時給」や「週労働時間」を含めた10数項目が発表されます。これらのデータは連邦準備理事会(FRB)の政策にも反映されるため、将来の政策への期待感から株式市場や為替市場に大きな影響を与えます。発表数値が事前予想から大きく乖離することがあり、この性質から発表直後は為替レートが大きく動くことが多々あります。
国内・米国・海外の株式指数・テクニカル指標・為替・商品先物・経済指標のチャートを検索・表示できます。
政策金利とは中央銀行(米国のFRB、英国のBOE、欧州のECBなど)が金融政策を実行する上で設定する金利です。政策金利を調整することで、景気の過熱時は経済を抑えたり、逆に失速時は経済を刺激したりします。またFX取引では2国間の金利が為替レートに影響を及ぼすことから、市場参加者の注目度が高いです。各国の物価や経済状況によっても金利が違い、新興国では通貨安防衛を目的として政策金利を引き上げる場合もあります。日本では「無担保コールレート翌日物」、米国では「FFレート金利の誘導目標」が政策金利を指します。「公定歩合」は政策金利を意味すると思われがちですが、国内金利が自由化されたことでその役目を終えました。
底堅い経済指標、23年相場の再三再四か (2024年3月5日)
多くの投資家が、FXを取引する際に主要国の経済指標をチェックしています。なかでもアメリカの経済指標の結果は、株式や外国為替を取引する世界中の投資家から注目されており、発表時刻の日本時間深夜に為替レートが大きく変動することもしばしばです。ここでは、アメリカの経済指標がマーケットに影響を与える理由や、必ずチェックしておきたいアメリカの経済指標とその概要をご紹介します。
FXのライブ解説、底堅い経済指標、23年相場の再三再四か (2024年3月 ..
連邦公開市場委員会(FOMC)はFRBの理事7名と地区連銀総裁5名で構成されているアメリカの金融政策を決定する機関です。FOMC声明は委員会終了後に公表され、主に金利変更を含めた金融政策の変更や現在の経済状況、経済見通しなどが示されます。前回のFOMC声明と比べて経済見通しに関する文章のニュアンスが変化すると相場が大きく動きやすく、市場で様々な思惑が交錯します。FOMC開催から3週間後に公表されるのがFOMC議事録で、委員会の議論の中で個々のFRBメンバーが示した見解を知ることができます。議事録での中で示されている政策運営を巡る議論の内容が声明文よりもタカ派(強硬派)もしくはハト派(穏健派)である場合、市場参加者の思惑が交錯して為替レートも大きく動きます。
外国為替証拠金取引の経済カレンダー(経済指標・イベント) ..
失業率は一国の労働力人口のうちに占める失業者の比率を示す指標です。国によって算出方法や公表する頻度が異なり、失業率と新規雇用者数を同時に公表する場合もあります。雇用情勢を把握するのに用いられる代表的な指数で、中央銀行が金融政策を決定する上での重要な指標となります。FX取引では米国や英国、オーストラリア、カナダの失業率が発表される際に為替相場が大きく動く傾向があります。
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購買担当者景気指数は企業の仕入れ担当者に対して行ったアンケート調査の結果を指数化した指標です。世界の様々な機関で公表され景気指標としてわかりやすく、50ポイントを節目として上回れば景況感が良く、下回れば景況感が悪いと判断できます。製造業PMIは景気の実態を反映する先行指標として注目されることが多く、特に「速報値」の公表時は為替レートが大きく動く傾向があります。
JPYUSD に影響を与える経済イベントや報告をすべてチェックできます。経済指標カレンダーを確認してFX ..
個人消費支出は個人が財やサービスの消費にどれだけ支出したかを示す指標です。米国GDPの約2/3以上を個人消費が占めることから、米商務省の経済分析局(BEA)が公表する個人消費支出は景気動向を把握するのに役立ちます。また、名目PCEと実質PCEから算出される「PCEデフレーター」は注目度が高く、価格変動の激しい食品やエネルギーを除いた「PCEコア・デフレーター」はFRB(連邦準備制度理事会)の参考指標であることから特に注目されます。
ドル円、152円突破は米指標(雇用統計・ISM)がトリガーに(今日から来週のFX)2024/3/29 · Comments2.
ISM景況指数は全米供給管理協会(ISM)が企業の購買担当者を対象としたアンケート結果を基に算出する景況感を示す指標です。製造業・非製造業で別々に公表され、先行度が高い米国指標であることから非常に注目度が高いです。景況感を0~100で表し 、50ポイントの節目を上回れば景況感が良く、下回れば景況感が悪いと判断できます。