史上最高値を更新した日経平均、ダウ平均を支えに豪ドルは堅調さ維持
本日は豪州や中国にて主要な経済指標の発表が予定されていないため、豪ドル相場は株式市場の動向を眺めながらの動きとなりそうだ。前営業日(22日)に日経平均株価が史上最高値を更新した。日本経済が長年のデフレから脱却しつつあるとの見方や、円安の影響による割安感などがあるためだ。この流れはまだ続きそうだ。また、米国のダウ平均株価も好調な米経済に支えられて、連日史上最高値を更新している。株価の上昇はリスクセンチメントに敏感な豪ドルにとっては支援材料となるため、豪ドル相場は大崩れしにくいだろう。
・NY原油先物市場は大幅反落。暖冬の影響で天然ガス価格が大幅安となったことにつれた。石油輸出国機構(OPEC)プラスが4-6月まで減産を続けるとの見通しが報じられたが、「供給余剰が深刻」と受け止められたことも売り材料となった。終値は前日比-2.12ドルの1バレル=76.49ドル(2月23日)。
・2月15日発表の豪1月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大幅に下回る0.05万人の増加だった。失業率は4.1%へ悪化(前回:3.9%)、労働参加率は66.8%で横ばいだった。
・2月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。
・1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期(+5.4%)から鈍化。同時に発表された豪12月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%で前月(+4.3%)から鈍化した。
■日米株価指数が史上最高値を更新
⇒日米経済は堅調
⇒資源需要が高まる
⇒豪ドルは資源国通貨
⇒豪ドルは買われる
~インフレの加速で追加利上げや引き締め長期化観測高まり、豪ドルの対円相場は一段の強含みも~ ..
しかしその後は、相関性が薄れてしまっていることも事実です。
これは、新型コロナウイルスの影響によって、オーストラリアが中国に起源調査の要求を行ったことが、外交関係の悪化に繋がったとされます。
ただ2023年末時点では、関税に関する様々な問題も解消されつつあり、両国の外交問題も以前のように良好な関係に戻りつつあるようです。
・6月18日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。
・6月13日発表の豪5月雇用統計は、雇用者数が3.97万人の増加と市場予想(3.00万人増)を上回った。また失業率は4.0%へ改善(前回:4.1%)、労働参加率は66.8%だった。
・5月29日に発表された豪4月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.6%で前月(+3.5%)から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期CPIは前年比+3.6%となり、前四半期(+4.1%)から鈍化したが市場予想(+3.5%)を上回った。
オーストラリアの輸出・輸入割合は中国がトップであり、経済面において深い結びつきがあります。
以下は、豪ドル円と香港ハンセン指数(HSI)の値動きを比較したチャートです。
たとえば、豪ドルの金利が10%、日本円の金利が0%とします。
1年間100万円を運用すると、豪ドルは110万円に増えますが、日本円は100万円のままです。
ほとんどの方は、豪ドルで運用をしたいと考えるでしょう。
金利差の拡大が続けば、更に豪ドルへ資金が集まりやすくなります。
日本円を売って豪ドルを買うという行為が増え、その結果、2023年のような豪ドル高円安が発生するのです。
【通貨】外為:豪ドル、96円60銭前後と小幅な豪ドル安・円高で推移
その後の豪ドル/円の下落により、5年MAかい離率も縮小しましたが、なお「上がり過ぎ」圏にあることには変わりなさそうです。その意味では、このような「上がり過ぎ」が是正される中で、2025年は豪ドル/円の下落トレンドが展開する可能性が高いと考えています。
NZドルWeekly 強い豪ドルにつられ、史上最高値97円88銭を更新(24/6/28)
豪ドルの大きな変動要因は、RBA(オーストラリア準備銀行)による政策金利動向です。
積立利率更改型一時払終身保険(23)(米国ドル建・豪ドル建)(無配当) ..
豪ドル/円の5年MAかい離率は、2024年7月に110円まで上昇した局面で25%程度まで拡大しました。これは、2007年に記録した過去最高にほぼ肩を並べるものでした(図表7参照)。その意味では、5年MAとの関係で見た場合、2024年の豪ドル/円はほとんど過去最高の「上がり過ぎ」という動きだったのでしょう。
まず、声明の中で豪ドルに直接言及したのは2~3行です。 「米ドル安とコモディティ価格の回復で、豪ドルは過去2年で
52週MAは11月末現在で100円弱ですが、過去の経験を参考にすると、下落トレンドに転換した豪ドル/円は、一時的な上昇局面でも52週MAを大きく上回ることなく一段安に向かう可能性が高いと考えられます。
史上初。円相場が大きく変動したことで、個人投資家のFX取引が拡大した。日米金利差を背景に、対ドル ..
本日はニュージーランド(NZ)の1-3月期国内総生産(GDP)が発表される。NZでは昨年後半に2四半期連続でマイナス成長となり景気後退(リセッション)入りしている。本日発表のNZ1-3月期GDPの市場予想は前期比+0.1%となっている。仮にNZ経済がリセッションからは脱するとの市場予想に反してマイナス成長となった場合は、NZドルが売られることになろう。この場合は、同じオセアニアの通貨である豪ドルも短期的にはNZドルの下落に連れることになりそうだ。その他では引き続き米国の経済指標の結果を受けた米株価指数の動向にも注目したい。
また豪ドル/円の日足チャートを見ると昨日はほぼ高値で引けている。NY市場が祝日で薄商いだった影響も考えられるが、チャート形状的には上昇が続く可能性を示唆している。
豪州株式がコロナ前に付けた史上最高値を更新。堅調な資源価格や豪州景気 ..
このような値動きは、過去の経験を参考にすると、豪ドル/円がすでに7月109円で天井を打って、複数年続く下落トレンドに転換した可能性が高いことを示すものです。
豪ドル大台接近 16年ぶり高値も オーストラリア経済の見通しは?
■米住宅着工件数などの経済指標が好調と判断される
⇒米国の経済は依然として底堅い
⇒米株価指数が上昇する
⇒資源国通貨の豪ドルは株価動向に敏感
⇒豪ドルは買われる
AUD から JPY の通貨チャート。XE の オーストラリアドル から 日本円 への無料のライブ通貨換算チャートなら、過去 ..
こうした中で豪ドル/円は52週MAを大きく割り込みました。その後の反発で一時52週MAを回復したものの、最近にかけて再び52週MAを大きく割れるところとなりました(図表6参照)。
を背景に豪ドル高が進み、08 年 7 月には対ドルレートで変動相場制移行後の最高値(1 ドル
豪ドル/円は2024年7月にかけて110円寸前まで上昇し、2007年に記録したこの間の高値を更新しました。これは米ドル/円が161円まで展開する「歴史的円安」となるなど、円全面安が展開した影響が大きかったでしょう。このため、米ドル/円が8月にかけて一転して暴落すると、豪ドル/円も90円割れ寸前までやはり暴落となりました(図表5参照)。
豪ドル/NZドル 時系列データ:外国為替 | マーケット情報 | 松井証券
鉄鉱石や原油が上昇すると、豪ドル円も上昇しており相関関係が見られます。
資源の価値が上昇すれば豪ドルにも追い風となるので、コモディティ市場にも注目しておくと良いでしょう。
値を更新した。 豪ドルは今後も高値圏で推移しよう。米国の量的緩和を背景とするド
以上を踏まえると、2025年の豪ドル/米ドルは、2024年のレンジを下方修正し、0.6~0.7米ドル中心での展開と予想したいと思います。
3月の貿易収支、55億7400万豪ドルの黒字(オーストラリア)
毎朝配信される「Dailyレポート」は、外国為替や世界の株価指数、商品市場に関するマーケット分析を行っています。
豪ドル円についても、専門家による相場動向を分析したコンテンツを提供しています。
ぜひ、以下の記事をブックマークしてご活用ください。
豪ドル、歴史的高値へ 33年ぶり108円台視野 物価上昇加速で
為替相場は金利差によって大きく影響されるので、豪米国債利回り差も確認しておくと良いでしょう。
以下は、豪ドル円と豪米国債利回り差の値動きを比較したチャートです。
国の信用度を表す格付は、S&P:AAA、ムーディーズ:Aaaの最高位格付を維持しています。
こうした中で、豪ドルは10月下旬以降すでに1ヶ月以上52週MA(移動平均線、11月末現在0.66米ドル)を下回ってきました。さらに52週MAを下回る動きが続くようなら、豪ドル/米ドルは小動きが続く中でも、基本的には下落トレンドが展開している可能性が高いとの見方になります(図表4参照)。