ウゴービの有効成分は「セマグルチド」で、GLP-1受容体作動薬です。
2024年2月22日から、保険適用の肥満症治療薬「ウゴービ」の発売が始まりました。
新薬のウゴービを使ってみたいと思っている方は多いようですが、処方を受けるための条件は厳しいのが現状です。
なお、ウゴービの処方が受けられるのは、基本的に各地域の総合病院や大学病院など大きな医療機関のみです。
下記は、ウゴービとマンジャロを投与した時の体重変化量の比較です。
ウゴービは処方条件が厳しいため、多くの方は同じ成分の「リベルサス」や「オゼンピック」を使っているのが現状です。
ウゴービは、2023年3月に肥満治療薬として厚生労働省から承認された注射剤です。
日本ではこれまで長期にわたって使用できる保険適用の肥満治療薬はありませんでしたが、ウゴービの発売によって保険適用の肥満治療が可能となり、注目を集めています。
今回は、ウゴービの使い方や副作用、同成分であるオゼンピックとの違いなどをご説明します。
保険適用の肥満症治療薬「ウゴービ」は、日本を含む6か国で販売されています。
※2023年9月現在、オゼンピックは出荷調整により処方が限られる場合があります。
最後にウゴービに関してよくある質問にお答えします。それぞれ見ていきましょう。
食欲に負けてダイエットを挫折してしまった方でも、ウゴービを使えばつらい我慢をせずに減量できます。
ウゴービは、に保険適用の肥満症治療薬として処方が始まりました。
糖尿病治療薬である「リベルサス」「オゼンピック」と同成分で、0.25mg~2.4mgまでの5段階があり、週1回の皮下注射をします。
現時点において、ウゴービの保険適用の要件は、以下の通りです。
ウゴービは、製薬会社が一部の病院にしか販売していない薬のため、
なお、肥満の成人1,961人に、ウゴービの投与を68週間続けた実験では、(100kgの方でマイナス15kg)が報告されました。
ウゴービの価格(公定薬価)は、薬の量によって5段階に設定されています。
現在販売されているGLP-1薬には主に注射と飲み薬があり、当院でもさまざまな種類を取り扱っています。
このページでは、GLP-1薬の特徴や種類、注射薬と飲み薬の減量効果やそれぞれのメリットとデメリットなどを比較して紹介します。
ウゴービとマンジャロの違いは、含まれている成分や保険適用の条件です。
ウゴービは誰でも使える薬ではなく、処方にはBMI27以上の「肥満症」かつ、肥満に伴う健康障害が出ているなどの条件があります。
Q なぜ太っているだけだとウゴービは保険適用にならないでしょうか?
GLP-1はインクレチンと呼ばれるホルモンの一種で、食後に小腸への刺激ですい臓からインスリンの分泌を促すはたらきがあります。
ウゴービなどのGLP-1受容体作動薬は、GLP-1の機能をもち、体内で分解されにくいように施した注射剤です。
また空腹時には作用しないため、単独の注射では低血糖症が起こりにくいことが知られています。
食欲抑制や代謝の向上により、太りにくい体質にする効果が期待できます。
ウゴービは、糖尿病治療薬の「オゼンピック」「リベルサス」と同成分で ..
また、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病など、肥満症に伴う健康障害が出ていることも処方条件の1つです。
ダイエットに効果が期待できる?GLP-1受容体作動薬の飲み薬とは
ウゴービ皮下注はGLP-1受容体作動薬で、対象は肥満症の患者。ただ、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、(1)BMIが27kg/m2以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、(2)BMIが35kg/m2以上――に該当する場合に限られる。0.25mgから投与を開始し、4週間の間隔で、0.5mg、1.0mg、1.7mg、2.4mgの順に増量する。
リベルサスと同種同効薬の注射薬である「サクセンダ」、「ウゴービ」が、米国FDAで肥満治療薬として承認されています。 「リスク、副作用」
食欲は脳の視床下部でコントロールされています。
血糖値が上昇すると、視床下部にある満腹中枢に伝えられ、食欲を抑える指令が出されます。
食欲抑制の指令が脳に伝えられることにより、満腹感が生じて食べ過ぎの予防につながります。
ウゴービ®とオゼンピック®、リベルサス®の薬価を比較してみます。 この記事は「かんたん登録」対象の記事です
ウゴービは、胃のはたらきを抑え、消化のスピードを緩やかにします。胃の中に入った食べ物が長い時間胃の中に留まることで、満腹感を得られる時間が長くなります。
少量の食事でも満腹感が得られやすく、自然に摂取カロリーを抑えることが可能と考えられます。
リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について
ウゴービを使用したい場合、まずは肥満症と健康障害(2型糖尿病など)の診断を受ける必要があります。
経口GLP-1受容体作動薬「リベルサス」の凄さとは!?【注射嫌いな方に朗報!】 【リブレとの違いは?】
日本人を対象とした臨床試験でも体重減の効果が見られている。原価計算方式に有用性加算がつき、薬価は2.4ミリグラムのキットで1万740円。ノボノルディスクファーマは、ピーク時は10万人に投与され328億円の市場規模を予測している。既に2型糖尿病の治療薬として承認されているオゼンピックと同じ成分だが、肥満症への適応は初。
リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説
ウゴービは保険適用の肥満症治療薬で、2023年の3月に厚生労働省から承認されました。
保険適応で使用できる ウゴービはGLP-1受容体作動薬セマグルチドです。 2型糖尿病治療薬のオゼンピック、リベルサスと同じ成分です。
これまでは主に2型糖尿病の薬として使われてきたGLP-1薬ですが、研究によってさまざまな働きをもつことが分かってきました。
2023年4月には新しいタイプの薬としてGIP/GLP-1受容体作動薬の「マンジャロ」が国内で販売され、強い体重減少効果が期待できるとして注目を集めています。
糖尿病治療薬のオゼンピック、リベルサスと同一成分です。 ウゴービの対象となる方
2023年11月22日、新医薬品の薬価収載が行われ、注目の肥満症治療薬ウゴービ®皮下注 SDも薬価収載され、保険診療で使用されることが決定しました。ウゴービ®の有効成分はセマグルチドです。セマグルチドは持続性GLP-1受容体作動薬オゼンピック®皮下注と経口GLP-1受容体作動薬リベルサス®錠の有効成分として、2型糖尿病の治療に使用されています。