ビットコインが1万6000ドル突破、取引急増で取引所の機能に障害も


11日の米国取引時間の序盤に、暗号資産(仮想通貨)は再び売られ、ビットコイン()は5万6000ドル(約784万円、1ドル140円換算)を下回った。


3月には、ビットコインの価格が約3年ぶりに6万6000ドルに達し、さらに7万3000ドルを超える過去最高値を記録した。現在ビットコインは約6万1000ドル前後で取引されているが、2022年11月に急落した時の約1万6000ドルを依然として大きく上回っている。またイーサリアムやソラナ(Solana)など、他のいくつかのトークンの価格もこの1年で大幅に上昇した。

この下落の動きの要因となった可能性があるのは、夜間に日本円の価値が再び上昇したことだ。対米ドルで141円となった今日の円相場は、8月初旬の水準を上回っている。円の急激な上昇で円キャリートレードの急速な巻き戻しが起きたことは、これが伝統的な市場と暗号資産市場におけるパニック的なミニクラッシュの主な原因になったとみられている。

【ワシントン清水憲司】15日のニューヨーク株式市場は、ダウ工業株30種平均が約4カ月半ぶりに1万6000ドルを割り込んで取引を終えた。

ビル氏によると、投資利益のほとんどはリップル(XRP)とステラ(XLM)から得たものだという。2020年12月から2021年4月にかけて、2つのトークンの価格が最近のピークである約1.60ドルと0.54ドルに近づいたとき、ビル氏はトークンを現金化し始めた。Business Insiderが確認した書類によると、ビル氏は約3万ドル(約450万円、1ドル=150円換算)相当のリップルとステラを売却している。彼は2つのトークンに6000ドル(約90万円)から7000ドル(約105万円)を投資しており、平均リターンは300%以上だったと推定している。

複数の取引所の価格を総合したブルームバーグの価格によると、ビットコインはニューヨーク時間午後1時15分現在で1万6395ドル。年初来の上昇率は1500%を超え、時価総額は2740億ドル(約31兆円)。7日には1万3363.25ドルでアジア時間に取引を開始し、一時1万6777.08ドルに達した。

今後、ビル氏は暗号資産市場への追加投資を急ぐつもりはないと話した。2022年から今年2月までの間に、彼は投資の約95%を売却したが、その収益のうち約1万5000ドル(約225万円)は再投資したという。

仮想通貨ビットコインが7日の取引で急騰し、初めて1万6000ドルを突破した。米国での先物取引開始を控えて売買が急増し、米最大の取引所、コインベースは機能停止や処理遅延を警告した。


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