ドルインデックスは下記の6通貨に対してのドルの強さを表しています。
今回紹介したDXY Dollar Indexというインジケーターを使えば、MT4にもドルインデックスを表示することができます。
米ドルはFXの世界だけでなく全世界で利用される通貨です。新興国では自国の通貨よりも米ドルの方が信頼があるため、日常生活から企業活動の貿易、輸出入に米ドルが使用されます。実需筋のドル需要は為替にも大きな影響を与えるため、FRBのドルインデックスも違った観点から重要な指標といえます。
ドル円だけのチャートをみていたら決して気づかなかったことでも、ドルインデックスを使うと一瞬でわかったというのはよくあることです。
TradingViewでドルインデックスチャートを表示する方法を紹介します。
ユーロの構成比率が約58%と高いことが特徴です。ドル高が発生するとユーロドルのレートは下降するため、ドルインデックスとは逆相関が発生することが多くなります。
FRBのドルインデックスは米ドルの経済状況を反映した指数となっています。最大の貿易相手国である中国の人民元に比重を置くことで、人民元に対して米ドルが強いのか弱いのかを判断する際に有用な指標となります。
ドルインデックスは、トレードする通貨ペアのチャートと見比べながら使用します。その際、通貨ペアのシンボル名のどちらの部分にドルがあるかによって、ドルインデックスと相関関係になるか逆相関になるかが決まります。
ドルインデックスをMT4に表示させることで、ドルに引っ張られているのか、ドル以外の通貨に引っ張られているのかが分かります。
この記事では、ドルインデックスをMT4・MT5に表示させる方法を紹介します。
一方、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が発表しているドルインデックスもあります。FRBのドルインデックスではアメリカの最大の貿易相手国である中国の人民元が構成通貨として採用され、比重が最も重くなっています。
MT4上でドルインデックスがオシレーター箇所に表示されるインジケーターでした。
「ドル円のチャートを見れば、ドルインデックスのチャートを見なくてもドルの強さが分かるのでは?」と思われる方も多いと思います。
以下のURL等でドルインデックスチャートを見ることができます。
ドルインデックスは、ドルの強弱を把握するのに便利な指標で、マーケット関係者が注目している指標の1つです。
このドルインデックスチャートですが、MT4で表示できたら便利ですよね。
いかがでしたでしょうか?既にドルインデックスを利用している人もMT4で合わせて見ることができれば比較しやすくなりますよね。
・ドルインデックスをMT4で表示するインジケーターDXY Dollar Index(←当ページ)
そこで、MT4でこのドルインデックスチャートを表示させることができるインジゲーターを2つ紹介します。
「DXY Dollar Index」はドルインデックスをラインで表示するインジケーターとなります。
表を見て頂いても分かる通り、NYBOTのドルインデックスではユーロの比重が重くなっています。つまり、ユーロの強弱がチャートに影響を及ぼします。インターコンチネンタル取引所(ICE)が発表しているドルインデックスもNYBOTのドルインデックスと構成通貨が同じなので基本的に同じものです。
ドルインデックスに加えて2本のSMA(単純移動平均線)が表示されます。
ドルインデックスを分析する事で、トレードプランを寝るにも深みが出ますしトレードの確度も上がります。
MT4のインジケーターの弱点も理解した上で、活用するようにして下さいね。
次に、ドルインデックスを見ると「チャートが上昇していた」とします。
ドルインデックスと呼ばれる指標は、実は一つではありません。インターコンチネンタル取引所(ICE)や米国連邦準備制度理事会(FRB)など複数の機関が独自に算出しており、構成通貨の比率も異なるため、同じタイミングで見ても異なる数値になっていることもあります。
次に、ドルインデックスを見ると「チャートが下落していた」とします。
ドルインデックスには独立したチャートが存在します。稀にドルインデックス自体をローソク足分析、移動平均線やオシレーターを使ったインジケーター分析も行われることがありますが、ドルインデックスは株の売買、FXの取引での参考指標としてみなされることが主流です。
MT4でドルインデックス指数(USDX)チャートを表示させる方法について紹介。
NYBOTのドルインデックスではユーロに比重が置かれているため、ユーロ米ドルのチャートと見比べて見ると強い逆相関が見られます。つまり、ドルインデックスが下落(ドル安)⇒ユーロ米ドルは上昇、ドルインデックスが下落(ドル高)⇒ユーロ米ドルは上昇する傾向にあるということです。
ドルインデックスを表示させると、どちらの要因が強いのかがわかりやすくなります。
このように単体のチャートでは分からなかった「ドル安が原因なのか」、「円高が原因なのか」の判断をドルインデックスから読み取ることができます。
「USDX_Candle」はドルインデックスをローソク足で表示するインジケーターとなります。
ドルインデックスにお好みで単純移動平均線(SMA)を表示させることができます。
ここからは、ドルインデックスをMT4・MT5に表示させる方法を紹介します。
一方、ドル安円高なのにドルインデックスは上昇していたとします。逆相関の関係になってしまっている場合です。上昇は主要国通貨に対して米ドルが強い(買われている)を意味します。通常主要通貨が下落して、ドルインデックス指数は上昇していると考えることができますが、チャートはドル安円高になっています。
FXと同じで、ドルインデックスのチャートでもテクニカル分析が有効!
ドルインデックスは複数の通貨を対象にした指標なので、どの通貨ペアに表示させても同じ表示になります。
ドルインデックスは、デフォルトでは気配値に表示されていないことが多いです。
NYBOTのドルインデックスではユーロや円、ポンドといった主要通貨に対して米ドルの強弱を知ることが可能です。NYBOTのドルインデックスの構成通貨は以下の表の通りです。
これでXMのドルインデックス(USDX)をトレードできる環境は整いました。
しかし、ドルインデックスは取引銘柄というよりも、ほかのドルストレートの通貨ペアを取引する際の参照指標として利用されることの方が多いです。