[PDF] 投資のヒント 豪州準備銀行のタカ派姿勢が豪ドル相場の堅調を下支え


これにより、約94円(2015年6月時点)で推移していた豪ドル円ですが、約76円(2016年6月時点)まで下落してしまいます。


これにより、約88円(2018年1月時点)で推移していた豪ドル円ですが、約65円(2020年3月時点)まで下落してしまいます。

これを見ると、12月は陽線の出現回数が日経平均とTOPIX、米国のS&P500、カナダのトロント総合指数、欧州のSTOXX50(ユーロ・ストックス50)、ドイツのDAXで20回中14回、さらに英国のFTSE100は16回と、が確認できます。

豪ドル、一時急落 99円割れ目前 トランプ関税で経済見通し懸念

2日に発表された豪10月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想(+0.4%)を上回る好結果だった。豪州の小売売上高の総額を比べると4‐6月から7‐9月期は約1.1%増加している。豪州のGDPは個人消費が約5割を占めることから、好調な小売売上高の結果は豪経済の支えとなる。一方で、昨日発表された豪7‐9月期の純輸出(対GDP比)は市場予想の前期比+0.3%を下回る+0.1%だった。ただ、これは資源価格の下落が主な要因だ。これらの材料から本日発表される豪7-9月期国内総生産(GDP)は前期から堅調な成長を示すと市場は予想(前期比+0.5%)している。市場予想を上回ることになれば、豪ドルは買いで反応するであろう。ただ、現在の豪ドル相場はトランプ次期米大統領の対中政策や中国の景気動向により強く反応を示しやすい。そのため、豪7‐9月期GDPの結果を受けた豪ドルの反応は一時的なものとなりそうだ。

これにより、約101円(2008年7月時点)で推移していた豪ドル円ですが、約57円(2009年1月時点)まで下落してしまいます。

2003年~2023年の過去20年間、豪ドル円はどのような要因によって推移してきたのか、以下で詳しく見ていきましょう。

さらに、今年の最終営業日となる30日は、陽線の出現確率がユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルで81%、豪ドル/米ドルで71%と高く、米ドル/カナダドルは19%、米ドル/スイスフランは14%と低いので、ここにも「米ドル安」のアノマリーがあります。


月, 日付, 米ドル, ユーロ, イギリス ポンド, 豪ドル, スイス フラン, 人民元

また、27日も陽線の出現確率がユーロ/円で92%、スイスフラン/円で96%とかなり高く、英ポンド/円は78%、豪ドル/円は73%、ニュージーランドドル/円は77%と、主要な通貨ペアの多くで陽線の出現確率が高い「円安」のアノマリーが確認できます。

円安急進の可能性も ドル円に節目か 日米金融政策の見通しは?

12月はいくつかの日で円安の傾向が確認できますが、特に注目したいのは26日と27日です。上の表を見ると、26日は豪ドル/円とニュージーランドドル/円で陽線の出現確率が100%と、過去20年間で取引が行われていた日はすべて陽線が出現していたという、非常に強い「円安」アノマリーがあります。

豪ドル/円(AUD/JPY)の為替チャート・予想・見通し | FX羅針盤

豪ドル/円は2024年7月にかけて110円寸前まで上昇し、2007年に記録したこの間の高値を更新しました。これは米ドル/円が161円まで展開する「歴史的円安」となるなど、円全面安が展開した影響が大きかったでしょう。このため、米ドル/円が8月にかけて一転して暴落すると、豪ドル/円も90円割れ寸前までやはり暴落となりました(図表5参照)。

東京為替見通し=ドル円、日本の政局に注目 豪ドルは豪CPIに要注目か

こうした中で豪ドル/円は52週MAを大きく割り込みました。その後の反発で一時52週MAを回復したものの、最近にかけて再び52週MAを大きく割れるところとなりました(図表6参照)。

積立利率変動型一時払終身保険(米ドル保険料建 15)/積立利率変動型一時払終身保険(豪ドル保険料建 15) · サニーガーデンEX.

こうした中で、豪ドルは10月下旬以降すでに1ヶ月以上52週MA(移動平均線、11月末現在0.66米ドル)を下回ってきました。さらに52週MAを下回る動きが続くようなら、豪ドル/米ドルは小動きが続く中でも、基本的には下落トレンドが展開している可能性が高いとの見方になります(図表4参照)。

「豪ドル円100円への道 2024年の資源国通貨の見通し」井上義教氏 2024/1/26 · Comments.

豪州は中国との貿易関係が強いことから、豪ドル/米ドルは上海総合指数など中国株との間に一定の相関関係が確認できます(図表3参照)。中国株の長期下落傾向が、小動きが続く中でも豪ドルの下落要因になっていた可能性はあるでしょう。

10年後は100円台?【豪ドルの長期見通し】未来が明るい理由とは

かつては高金利通貨の代名詞であった豪ドル。現在でも個人投資家からの人気は健在で、2023年の国内の個人投資家における取引金額割合では3位の人気を誇っています。また、オーストラリアの政治経済や、チャートのテクニカルポイントに関するニュース配信も豊富ですので、豪ドル/円のお取引は「みんなのFX」のご利用をぜひご検討ください。
なお、先述の通り、豪ドル/円の値動きやスワップポイントの変動は、鉱物資源の需要に左右される傾向が強いため、世界経済や中国経済の動きに影響されます。また国内景気や、インフレ動向を判断するRBAの政策金利・声明文もしっかりウォッチしながら取引すると良いでしょう。
(2024年5月時点 トレイダーズ証券 市場部)

では、豪ドルの今後はやばい?下落理由は?投資する価値はある?今後の見通し ..

これを見ると、12月はまず、1日に陽線の出現確率が英ポンド/米ドルで74%、豪ドル/米ドルで77%、ニュージーランドドル/米ドルで82%と高く、米ドルが基軸通貨(分子側)の米ドル/スイスフランでは7%、米ドル/円で27%と低いことから、「米ドル安」のアノマリーがあります。

9月末の豪ドル/円はどちらに動く? 個人投資家の見通しは ..

豪ドル/米ドルは、小動きが続く中でも、最近にかけての金利差変化からかい離する形で下落傾向が続き、年初来の安値更新含みの展開となりました。これには中国経済の不振の影響などがあるのかもしれません。

【2024年7月24日】豪ドル/円の見通し 中銀会合がカギを ..

また併せて、毎月公表される豪雇用統計も押さえておきたいです。直近は雇用環境も大都市のみならず幅広い地域で改善していることが確認されており、正規雇用を中心に底堅さが伺えるなど賃金上昇に繋がりやすい状況が続いています。対して、コロナショックで一時悪化した失業率は改善を続け、およそ50 年ぶりの低水準で推移しています。雇用者数や失業率のデータはRBAが非常に重視しているデータで、これらの変化に着目することで、今後のRBAの金融政策や豪ドル/円相場を見通すヒントが見えてくるかもしれません。

【2024年7月24日】豪ドル/円の見通し 中銀会合がカギを握る!?(八代和也) · Comments2.

52週MAは11月末現在で100円弱ですが、過去の経験を参考にすると、下落トレンドに転換した豪ドル/円は、一時的な上昇局面でも52週MAを大きく上回ることなく一段安に向かう可能性が高いと考えられます。

【2024年5月16日】 要注目の5月22日!豪ドル/円『5月買い』が奏功するか(津田隆光) · Comments3.

豪ドル相場を見通す上で最も注目したい指標が、RBA金融政策発表です。RBAは現在の金利据え置きによって、インフレ抑制に向けた行動を続けていますが、現時点でインフレ率はRBAが物価目標としている年2%~3%のレンジを依然上回っています。

上述したようにRBAは足元のインフレ動向を背景に引き締めスタンスをとっているため、当面は現行の金利水準の維持が想定されます。とはいえ、経済指標(データ)次第であることに変わりないため、今後も声明等の内容に注目しつつ、指摘されるインフレリスクや経済の不確実性などの要素を見定めていく必要があるでしょう。

「豪ドルがやばい理由」とは?2024年の豪ドル/円見通しと影響要因

また、12月はユーロ/米ドルとユーロ/英ポンドで陽線の出現回数が14回と、もあります。