豪ドル/NZドル 時系列データ:外国為替 | マーケット情報 | 松井証券
豪ドル (AUD) は、オーストラリアの公式通貨であり、また、ナウル、ツバル、キリバスの通貨です。国際決済機構によると、豪ドルは世界で5番目に多く取引されている通貨で、2019 年の世界取引量の7%を占めています。
NZドル / 円相場は、2000年代の前半の好調な世界経済とともにリスク選好の姿勢が強まり、高金利通貨を求める動きが広がったことや、赤字続きであった財政収支が黒字に転換したことなどから、2007年半ばにかけてNZドル高・円安で推移し、1NZド=97円台まで上昇しました。しかし2008年9月にリーマンショックが発生すると、投資資金が一気に流出したことなどからNZドルは1NZドル=44円付近まで50%以上も急落しました。下げ幅が大きかったのは、先進国通貨や隣国通貨の豪ドルに比べて取引量が小さいことも一つの要因でした。2009年以降は、世界経済の回復とともにNZドルは買い戻され1NZド=60円台まで反発し、以降数年は比較的安定した推移となりました。2012年末からは、アベノミクスによって円安傾向が強まる中1NZドル=94円台まで上昇しました。しかし、2014年終盤からの急激な原油安や、ニュージーランド準備銀行が利下げを示唆したことなどの影響で、円高・NZドル安基調に転じました。
2016年以降70円台を中心とした値動きが続きましたが、2020年に新型コロナの感染拡大による世界的な景気後退が起きると、2020年3月には1NZドル=60円付近まで下落しました。しかしその後、コロナ禍からの回復期待でリスク回避の動きが後退したことから1NZドル=80円台を回復しました。さらに2021年10月にニュージーランド準備銀行が利上げを開始するとNZドルは上昇基調で推移しました。
2024年3月、日銀金融政策決定会合で2013年から続けてきた異次元緩和の終了と約17年ぶりとなる利上げが決定されました。しかし植田日銀総裁の会見などから、緩和的な金融政策が継続されると見られたことから、2024年4月には95円台まで上昇しました。4月末、急速な円安の動きに歯止めをかけようと財務省・日銀による円買い (対米ドル) の為替介入が行われたことから、いったんは90円台まで反落する場面もありましたが、その後も堅調な動きが続きました。一方ニュージーランド準備銀行は5月の会合で金融政策を据え置いたものの、インフレ圧力がなお続いているとして利上げも検討し、利下げ開始の予想も2025年4-6月から同7-9月へと先延ばしさせるなど利下げには消極的と見られたことからNZドルは堅調に推移し、6月には1NZドル=97円とおよそ17年ぶりの円安・NZドル高水準を付けました。
農業と鉱業はオーストラリア経済において重要な役割を果たしており、オーストラリアの農産物のほとんどは東アジア諸国に輸出されているため、オーストラリア経済はアジアと密接に結びついています。オーストラリアのもう1つの重要な産業である鉱業も、貴金属の需給と価格の影響を受けるため、オーストラリアドルもコモディティ通貨としてリストされています。したがって、アジア諸国との貿易摩擦は豪ドルに大きな影響を与え、国際的な貴金属価格の大幅な変動に連動して豪ドルも変動します。
トラリピ運用は「豪ドル/NZドル(オージーキウイ)」がオススメ!
高金利を背景に投資対象として見られることが多いことから、ニュージーランドの金融政策の方向性が大きな変動要因であるとともに、世界が政治的、経済的に安定している時にはNZドル高になりやすく、反対に混乱するとNZドル安になりやすい性質があります。
また、ニュージーランドは酪農産業が大変重要な地位を占めているため、乳製品最大手フォンテラによる乳製品の買い入れ価格の推移 (GDTニュージーランド価格指数として発表される) が、NZドル相場に大きな影響を与えることが他の通貨と異なった特徴です。貿易相手として輸出入ともに第1位の中国、第2位のオーストラリアの景気に左右されやすい傾向もあります。
地理的に近いオセアニアの豪ドルに連動しやすいことからNZドル も資源国通貨のように思われがちですが、ニュージーランド経済は、原油や鉄、銅といった資源価格よりも、農産物市況に影響を受けます。
NZドルの金利は、歴史的に他の先進諸国よりも高くなる傾向があります。そのため世界的に政治・経済が安定している時には、金利狙いの資金が集まりやすく、NZドルも高くなる傾向がある一方、突発的な混乱が生じると、一気に資金が流出して急激なNZドル安となることもあります。
NZドルは、基軸通貨はもちろん豪ドルと比べても取引量が小さいので、基本的に変動幅が大きく、短期的に大幅に値が動きやすい通貨です。
コロナ禍の影響に対処するため、2020年3月に過去最低の0.25%まで政策金利を引き下げたニュージーランド準備銀行 (中央銀行) は、2021年10月に主要国に先駆けて利上げを開始し、その後2023年5月には政策金利を5.5%まで引き上げました。それ以降2024年5月まで7会合連続で政策金利を据え置いています。この間の2024年3月、日銀金融政策決定会合で2013年から続けてきた異次元緩和の終了と約17年ぶりとなる利上げが決定されました。しかし植田日銀総裁の会見などから、緩和的な金融政策が継続されると見られています。一方ニュージーランド準備銀行は、利上げも検討するとし、利下げには消極的と見られたことからNZドルは堅調に推移しています。
ニュージーランドドルは、ニュージーランド、クック諸島、ニウエトケラウ、ピトケアン諸島の法定通貨です。英語での愛称はキウイ、中国語ではニュージーランドドルとして知られています。ニュージーランドドルは 1967年に導入されました。それ以前の通貨はニュージーランドポンドでした。ニュージーランドドルはニュージーランドの中央銀行であるニュージーランド準備銀行によって発行されています。ニュージーランドは1973年に管理変動相場制を導入し、1984年後半にはほぼすべての外国為替規制を撤廃しました。2019年4月に国際決済銀行が実施した調査によると、ニュージーランドドルの1日の平均外国為替取引量は1,368億2,000万ドルで、世界の1日の外国為替取引量の 2.1% を占め、世界第10位でした。
【2024年12月4日】豪ドル/NZドルの見通し 豪中銀会合の ..
豪ドル/NZドル(オージーキウイ)の損益の単位は、1NZドルで計算されます。
例えば、豪ドル/NZドル(オージーキウイ)を1万豪ドル買って
1pips上昇したときの為替差益は、
10,000豪ドル×0.0001=1NZドル
となります。つまり、「NZドル」の単位で表されます。
これを円単位に換算するには、そのときのNZドル/円レートを掛ける必要があります。
仮にNZドル/円=80円だった場合、
1NZドル×80円=80円
となります。
(ただし当社トレードシステムでは、そのときのNZドル/円レートで換算した円表示を
自動で行いますので、実際のトレード画面上はNZドルの単位を気にする必要はありません)
【2024年12月4日】豪ドル/NZドルの見通し 豪中銀会合の注目点(八代和也) · Comments2.
数字が大きくなると豪ドル高NZドル安、
小さくなると豪ドル安NZドル高となります。
従って、将来豪ドル高が見込まれる場合は
「買い」のポジションを、
豪ドル安が見込まれる場合は「売り」のポジションを
取引すれば良いことになります。
AUD / NZD 通貨チャートオーストラリアドル から ..
ニュージーランドは、17世紀にオランダ人がヨーロッパ人として初めて訪れたオーストラリア大陸の東南約2,200kmに位置する島国です。19世紀半ばに英国の植民地となったことから、隣国のオーストラリア同様、歴史的、政治的、文化的に英国との結びつきが深く、現在でも英国連邦に属し、英国のチャールズ3世国王がニュージーランド国王を兼ねていて、英国との親密な関係が維持されています。ニュージーランドドル (NZドル) は、隣国の豪ドルと似たような値動きをする傾向があります。
NZドルWeekly 強い豪ドルにつられ、史上最高値97円88銭を更新(24/6/28)
豪ドル/NZドル(オージーキウイ)は
「豪ドルとNZドルの交換レート」を表し、
これは「1豪ドルあたり何NZドルか」を意味します。
【2024年11月6日】豪中銀は“据え置き!” 豪ドル/NZドル ..
為替の世界では、
豪ドルは「オージー」NZドルは「キウイ」と呼ばれ、
豪ドル/NZドルの通貨ペアはしばしば
「オージーキウイ」と表現されます。
「豪ドル<NZドル」と米緩和政策転換の関係 | 吉田恒の為替デイリー
公に発言する権限がないことを理由にトレーダーが匿名を条件にまでに明らかにしたところによると、レバレッジ系ファンドは、主に1カ月から3カ月満期のオプションで、NZドルに対し豪ドルの強気ポジションを構築。短期のファンドも現物市場で豪ドル買いを対NZドルで進めていたという。
豪ドル/NZドル、堅調 両中銀の方向性の違いが支え | 為替ニュース
オーストラリアドル(以下、豪ドル)とニュージーランドドル(以下、NZドル)は、ともに金利水準が高く、リーマンショック前には高金利通貨の代表例として日本の個人投資家の認知度が高まった。また両通貨は経済規模の割に取引量が大きく、BIS調査による通貨別取引ランキングでは、豪ドルが6位、NZドルが14位となっている。
【見どころ解説!】豪中銀は“据え置き!” 豪ドル/NZドル ..
ショック相場による急騰・急落は、トラリピを仕掛けているレンジを逸脱して設定のやり直しが必要になったり、最悪の場合はロスカットになってしまうおそれがあります。
豪ドル/NZドルは他の通貨ペアと⽐べてショック相場における変動率が低いため、ショック相場の影響を受けにくく、レンジの逸脱やロスカットの可能性が低いと⾔えます。
豪ドルとNZドルの相場予想、上方修正=ロイターのアナリスト調査
「豪ドル/NZドル」は、
ブレグジットやコロナショックなどの
いわゆる「ショック相場」においても
影響を受けづらいという特徴があります。
豪ドル/ニュージーランドドルチャート(豪ドル/NZドル、AUD/NZD)
豪ドル/NZドルの17年間の値動きを振り返ってみましょう。
2011年あたりまではニュージーランドに比べオーストラリアの利上げ傾向が強く、個人投資家を中心とした豪ドル買いの人気が継続、対NZドルで豪ドルの上昇傾向が続きました。それ以降は、景気回復によってニュージーランドの株式市場がオーストラリア株式市場よりも堅調傾向になり、対NZドルで豪ドルは下落傾向となりました。しかし2015年以降、15年8月のチャイナショックによりオーストラリア、ニュージーランドの景気が悪化。金融政策は維持もしくは緩和が続きました。
その後はコロナ禍を経て世界的なインフレ傾向が強まる中で、欧米と同様にオーストラリア、ニュージーランドも金融政策を引き締めに転換し始めました。今後も両国の金融政策は同じ方向性が続くことが予想されています。
よって、豪ドル/NZドルは直近7年のレンジが続く可能性が高いと考えられます。
以下の通貨をお取り扱いしております。 外貨普通預金, 米ドル、英ポンド、ユーロ、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、中国人民元.
【豪ドルとNZドル、2つのオセアニア通貨に違いはあるのか?~それぞれの強みと弱み】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
外貨普通預金・外貨定期預金は米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・香港ドル・シンガポールドル ..
こうしたことに加え、オーストラリアとニュージーランドは地理的に近いことから、豪ドルとNZドルはオセアニア通貨として一括りにされがちだ。しかし最近は、両通貨に大きな変化が出てきており、結果として投資機会が生まれている。