フォシーガ錠10mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO


(ミネブロ®、ケレンディア®)
ミネラルコルチコイドは副腎から分泌されるホルモンで、主なものがアルドステロンです。アルドステロンは、血圧調節や体の中のミネラルバランス調節を行っていますが、過剰になってしまうと、体の中に塩分が貯まって血圧が上がり、慢性炎症により臓器障害を引き起こします。
CKDの治療は、このアルドステロンを抑えることがとても大切です。そこで、アルドステロンを抑制することで血圧を下げ、腎臓を保護する働きのあるお薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬)がこれまで治療の中心となってきました。
しかし、長期に使用していると、アルドステロンの抑制が効かなくなってくることがあります。そこで、ミネラルコルチコイド受容体を直接抑制する薬に期待がよせられています。それがMRBです。これまでにもステロイド性のMRBがありましたが、一部で女性化乳房の副作用があったほか、CKDの抑制という観点では、効果がはっきりしていませんでした。新たに登場したMRBは、非ステロイド性で選択的にミネラルコルチコイドを抑制するエサキセレノン(ミネブロ®)とフィネレノン(ケレンディア®)というお薬で、CKDの進行の抑制が期待されています。なお、フィネレノンの適応は、「2型糖尿病があるCKD患者(透析患者を除く)」となります。
以上が腎臓を守ってくれるお薬の話でした。少し難かしかったでしょうか。
良い管理をしてあげれば、CKDでも元気で過ごすことができます。透析にならないように、「自分の腎臓で人生を走りきれる」というのは大切なことです。ぜひ皆さまに、より良い治療のお手伝いができれば良いなと思い日々努めてまいります。


慢性腎臓病の診断で最も大切なのがGFRと呼ばれる数値だ。腎臓の働き(フィルターの役目を果たす腎糸球体が1分間にどれだけ血液をろ過し、尿を作れるか)を示すもので、血清クレアチニン値と年齢、性別から算出。60未満が治療の対象となる。

札幌医大臨床教授(腎臓内科)で、JR札幌病院(札幌市中央区)の吉田英昭副院長によると、診断は尿・血液検査、画像診断、腎生検(腎臓の組織を採取)で行う。吉田副院長は「慢性腎臓病は腎障害や腎機能の低下が3カ月以上続いているときに診断される。早期なら生活習慣の改善や治療で回復可能だが、進行すると回復は困難。末期腎不全になると人工透析や腎移植が必要となる」と話す。

この中では、フォシーガとジャディアンスが慢性腎臓病に対する効能または ..

これまで慢性腎臓病を対象とする薬がなかったため、従来の治療は糖尿病や高血圧の薬を使うことが多かった。糖尿病や高血圧を原因として発症する人が多いためだ。そこに登場したのがSGLT2阻害薬「フォシーガ」だ。慢性腎臓病を対象疾患とする初の薬で、2021年に承認された。

SGLT2阻害薬は尿に糖を出すことで血糖を下げる飲み薬で、14年に糖尿病の治療薬として承認された。慢性腎臓病にも効果があることが分かり、追加承認された。吉田副院長は「末期腎不全や人工透析患者には使えないが、多くの患者が対象となる可能性がある。30年来変わらなかった治療を大きく変え、選択肢が広がった」と指摘する。

※フォシーガ(成分名:ダパグリフロジン)は『糖尿病のない慢性腎臓病』だけでなく『慢性心不全』の治療薬としても保険適応がなされています(2020年11月に慢性心不全への保険適応承認)。

8.2. 本剤投与中に、血清クレアチニン上昇又はeGFR低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査すること。腎機能障害のある患者では経過を十分に観察し、特に重度腎機能障害患者に本剤を投与する際には、腎機能障害悪化に注意すること。糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFR45mL/min/1.73u未満に低下した場合は投与の中止を検討すること〔5.1、5.2、5.6、9.2.1、9.2.2、17.1.1参照〕。


(2)本剤投与中に、血清クレアチニンの上昇又は eGFR の低下がみられ

慢性腎臓病は加齢や糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性糸球体腎炎、メタボリック症候群などによって起こる。進行すると夜間尿、貧血、倦怠(けんたい)感、むくみ(手の指、顔、足のすね・甲)、息切れなどの症状が出てくる。さらに脳卒中や心筋梗塞など心血管疾患の発症リスクを約3倍高めるとされる。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】

今日は腎機能の状態を示すクレアチニンについての解説記事を書きます。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】 ..

※SGLT-2阻害薬のうち体重減少効果が最も高いのがカナグルであるため、当クリニックの医療ダイエット外来においてカナグルを採用しています。

フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)

健康診断などでクレアチニンが高いと言われ、腎機能が悪くなっていると言われた患者さんなどに向けて書いています。

クレアチニンは、筋肉細胞中のクレアチンが分解されてできる生体内老廃物 ..

8.5. 尿路感染及び性器感染を起こし、腎盂腎炎、外陰部壊死性筋膜炎及び会陰部壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症等の重篤な感染症に至ることがある。尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。

腎機能障害患者への投与は?[中等度の腎機能障害患者(慢性心不全)]

慢性腎臓病(CKD)の治療に新薬が続々と登場している。一般にはなじみのない病気だが、国内の患者数は約1330万人に上る。成人の実に8人に1人が患う疾患にもかかわらず、専用の薬がなかったが、初の治療薬も承認された。慢性腎臓病は初期には自覚症状がなく、治療を受けずに放置していると、気づいた時には人工透析寸前だった、ということもある。新薬は病気を治すことはできないものの、進行を遅らせる効果がある。

クレアチニンを下げる薬サプリは残念ながらありませんが、腎機能をこれ以上悪く ..

患者さんから腎臓病の治療として注目を集めているフォシーガという薬についてご相談を頂くことが多くなってきたので触れたいと思います。

症するが,腎機能低下,血清クレアチニンの上昇のみで発見される例も多い. ..

当院に通院されている患者さんから、「クレアチニンを下げる薬ってあるんですか?」と聞かれるため一度こちらのページでまとめます。

“慢性腎臓病治療薬”フォシーガをスクロールで見る DAPA-CKD試験

8.6. 本剤の作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスがあらわれ、ケトアシドーシスに至ることがある。著しい血糖の上昇を伴わない場合があるため、次の点に留意すること〔7.1、7.2、11.1.4参照〕。

スポーツも始めました。 フォシーガ飲み始めてクレアチニンが上がりましたが、

クレアチニンの血液中の濃度を測定して腎臓が現在どのくらいの能力があるかを推測することが出来ます。

46歳女性です。三年前から腎臓病でクレアチニン1.4~1.6でした。 一年前からフォシーガを服用し、ここ何…(2024/09/14)

ただし、腎臓をこれ以上悪くならないように保護する薬や、腎機能低下が原因で起きる合併症を予防する薬はあります。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】.

※長らくCKDの新たな治療薬は出てこなかったので、フォシーガの登場に関して腎臓専門医の世界では大きな注目を集めることになりました。

フォシーガは慢性腎臓病の患者において、2型糖尿病の有無にかかわらず

NOBUヘルシーライフ内科クリニックでは腎臓病の診療を得意分野の一つとしてお
り、SGLT-2阻害薬『フォシーガ』の使用も積極的に行っております。腎臓病の方・腎
臓病ではないのかとご心配な方はいつでもご相談ください。

□SGLT阻害薬『フォシーガ』とは?特徴や腎機能への効果を解説

8.6.2. 特に、1型糖尿病の患者、インスリン分泌能低下、インスリン製剤減量やインスリン製剤中止、過度な糖質摂取制限、食事摂取不良、感染症、脱水を伴う場合にはケトアシドーシスを発現しやすいので、観察を十分に行うこと。

フォシーガ®錠5(5 mg)の1日1回の経口投与による治療を開始し,目標 ..

ここ数年、腎臓領域の薬はどんどん進歩しており、早期に見つけて正しく治療すれば腎機能低下の進行を抑えることが少しずつできるようになってきました。