フォシーガ錠5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。
第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。
尚、他の糖尿病のお薬と同様、”シックデイ”と呼ばれる食事できない程体調が悪い時は、”ケトアシドーシス”と呼ばれる合併症が起こるリスクが上がる為、休薬が望まれます。
〈2型糖尿病〉通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する
実際に糖尿病のない心不全患者さんに導入して低血糖になったことは経験したことがありません。
SGLT2阻害薬のうち、フォシーガ(ダパグリフロジン)及びジャディアンス(エンパグリフロジン)については、
フォシーガに限らずどのお薬もメリット・デメリットがあり、それらを天秤にかけて判断していく必要があります。
フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。
SGLT2阻害薬とは?医師が解説します。 | CLINIC FOR
また2022年に日本腎臓学会からSGLT2阻害薬をどのように使うかの基準となる推奨文が出されています。
・この薬は、腎臓のSGLT2※のはたらきを阻害して尿と一緒に糖を排出する
フォシーガ は、 および においても2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDの治療薬として承認を取得しており、現在世界のその他の国においても審査が進行中です。フォシーガは2型糖尿病成人患者さんの血糖コントロールを改善する食事および運動療法の補助療法、および1型糖尿病 の成人患者さんに対するインスリンの補助療法を適応としています。また、本剤は2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率が低下した慢性心不全の成人患者さんの治療薬としても承認されています。
SGLT2阻害薬フォシーガ、日本で慢性心不全の承認取得/AZ・小野
アストラゼネカの子会社であるアストラゼネカ株式会社は、2013年、フォシーガに関して、小野薬品工業株式会社 と日本におけるコ・プロモーション契約を締結しました。本契約に基づき、小野薬品工業株式会社はフォシーガの日本における流通および販売を担い、アストラゼネカ株式会社と2型糖尿病、1型糖尿病および慢性心不全においてコ・プロモーションを実施しています。両社は慢性腎臓病においてもコ・プロモーションを行います。
SGLT2阻害薬「フォシーガ」「アプルウェイ/デベルザ」など承認取得
以下のような場合は、どの程度効果があるかはまだ不透明です。今後の報告内容と照らし合わせてこの記事でも適宜アップデートしていきます。
心不全患者において、SGLT2 阻害薬(ダパグリフロジンとエンパグリフロジン)は 2 型
ことで、上で説明した心臓を守る効果の立役者になっている可能性も指摘されています。
フォシーガ(SGLT2阻害薬)ってどんなお薬? 効果・効能、副作用
DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。
AZ SGLT2阻害薬フォシーガ 慢性腎臓病治療薬として優先審査品目に指定 ..
ただし、“initial drop”と呼ばれ、SGLT2阻害薬の内服開始間もない期間は腎臓の機能が一時的に低下することが知られており、それを理由に即座に中止してしまうのはもったいない為、処方医は長期的視野で継続・中止の可否を慎重に決定する必要があります。
患者さん説明用 今日からはじまるあたらしいお薬 –SGLT2阻害薬を服用される患者さんへ- pdf
SGLT2阻害薬には、フォシーガ(ダパグリフロジン)・ジャディアンス(エンパグリフロジン)・カナグル(カナグリフロジン)・スーグラ(イプラグリフロジン)・ルセフィ(ルセオグリフロジン)・デベルザ(トホグリフロジン)などがあります。
フォシーガ,カナグルを中心としたSGLT2阻害薬の有効性の検討
SGLT2阻害薬は前述のGLP-1受容体作動薬と並んで、所謂”やせ薬”と称されます。
フォシーガ:最近話題のキーワード:日経メディカル Online
皆さまこんにちは、小金井つるかめクリニック 糖尿病内科の深石貴大です。
アストラゼネカ/小野薬品工業:SGLT2阻害剤「フォシーガ」、慢性腎臓病治療薬として承認取得[新薬開発・販売 FRONTLINE]
ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。
[PDF] 糖尿病治療薬(SGLT2 阻害薬): スーグラ、ルセフィ、フォシーガ
SGLT2阻害薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ジャディアンス、フォシーガの採用があります。また、前回紹介した阻害薬の成分をミックスした、カナリア配合錠、トラディアンス配合錠も採用しています。前者は「カナグル」という名前の薬と「テネリア」という名前の薬、後者は「トラゼンタ」という名前の薬と「ジャディアンス」という名前の薬をミックスしたものです。
スーグラ、ルセフィ、フォシーガ、アプルウェイ、カナグルのいずれかを内服中の皆様へ
SGLT2阻害薬 (内服薬)には、低血糖やケトアシドーシス、尿路感染症などの副作用が起きることがあります。
[PDF] 慢性心不全治療薬としての SGLT-2 阻害薬について
SGLT2阻害薬の副作用として無視できないものに尿路感染症があります。