◇SGLT2阻害薬(フォシーガ、ジャディアンス、スーグラなど)
普段どんな種類のお薬を飲んでいるかご存じでしょうか?
実は治療で使用している薬の種類で対応が異なります。
まずご自身が糖尿病に対してどんなお薬を処方されているか確認してください。
脱水になりやすい為、意識的に水分を摂りましょう。目安は1日1000~1500mlです。
食欲がなければポカリスエットやジュースなど、糖質を含む水分を摂取しても問題ありまん。
高血糖になりやすいため一度に多量に接種しないように注意が必要です。塩分(ミネラル)の摂取も必要です。経口補水液・お味噌汁や漬物・梅干しなども活用下さい。
風邪などの感染症で食事が摂れない体調の悪い日をシックデイと言います。糖尿病の方は、シックデイの時は普段より血糖コントロールが難しくなるため、気をつけなければいけません。
今回は、糖尿病とシックデイについて、糖尿病チームより詳しく説明いたします。 ..
また糖尿病の薬の中には、下痢や腹痛といったお腹の症状を悪化させるものや、利尿作用により脱水になりやすい薬があります。
食事がとれていない状況で普段通り薬を服用するともあるため対策が必要です。
血糖が上がることで脱水になりやすくなり、脱水になるとさら血糖が上昇するという悪循環に陥ります。病状が悪化すると、“高浸透圧高血糖症候群(HHS)”や”糖尿病ケトアシドーシス(DKA)“という命に関わる病状になる恐れがあるため注意が必要です。
糖尿病の治療中に、感染症などによる発熱・下痢・嘔吐や食思不振のせいで食事がとれない状態のことを「シックデイ」と呼びます。普段糖尿病のコントロールが良好な方でも、シックデイには血糖が不安定になります。
シックデイの過ごし方や薬の扱いについて解説します。
薬の使い方については上記のシックデイ時の注意点に準じてください。避難所生活を強いられ、飲料水が不足し脱水のリスクがある、食事量が普段と変化しインスリン使用量の変更を検討すべきである、などのシチュエーションが想定されます。また、不衛生なトイレの使用、入浴の制限なども想定されますが、尿に余分な糖を逃がす阻害薬を内服中の場合、特に女性で陰部・性器感染症のリスクが高まりますので、中止を検討すべきです。逆に、災害時でも自宅で概ね通常通りの生活が送れている、避難所生活ではあるが飲食・衛生面ともに大きな問題はない、という場合、普段の糖尿病治療をそのまま継続してもよいと思われます。
フォシーガ®の採用があります。また、前回紹介したDPP4阻害薬の成分をミックス ..
インスリンを使用している方にとってもシックデイ対策は重要です。以前解説した通り、インスリンにはこれから食べる食事で血糖値を上げないために打つ「超速効型」ヒューマログ、ノボラピッドなどと、食事に関係なく日を通しての血糖値を整える「持効型」ランタス、トレシーバなどがあります。食事が全く摂れない場合超速効型は打つ必要はありませんが、持効型まで中止してしまうのは危険です。体調不良時にはストレスホルモンなどによる血糖上昇も見込まれ、思わぬ形での高血糖を招くことがあります。インスリンを使用されている方の多くは血糖測定器をお持ちかと思いますので、普段以上に自身の血糖値に敏感になっていただき、「食事も満足にとれていないのに血糖値は普段と同じかそれ以上に高いから、持効型は普通に打とう」「食事が摂れておらず血糖値は普段より少し低めだから、持効型は半分の量で打とう」「食事は摂れないけど口当たりの良いゼリー・プリン・ジュースなら摂れるが、何もしないと血糖値が上がってしまうだろうから超速効型のインスリンを普段のの量打ってから食べよう」のように、ケースバイケースの調節が必要です。迷うようでしたらかかりつけの医院に一報することを勧めます。
シックデイ(病日)とは? 糖尿病の患者さんがほかの病気になった ..
普通食事が摂れない場合薬どころではないと思うのですが、真面目な方で「薬だけは!」という方もいらっしゃいますので、日頃から「これは調子が悪い時は飲まない方が良い薬」と意識しておくとよいと思います。ただ、実際問題「薬がたくさんあってどれがなんだか区別がついていない、色と粒数くらいしか覚えていない」という方もいらっしゃいますので、そのような場合は「食事が摂れない場合薬は飲まない、摂れるようになったら再開」でもよいのかもしれません。ただ、患者さんによっては「調子が悪い時でもこの薬だけは飲み続けてほしい」という薬があるかもしれませんので、折に触れて主治医に確認しておくことをお勧めします。
中止により血糖が上昇してしまう時には受診をします。 SGLT2阻害薬(ジャデアンス、フォシーガ、カナグル、スーグラ)
・SGLT2阻害薬(ジャディアンス®、フォシーガ®など食事摂取不良時に内服するとケトン体という物質が体内で増え、ケトアシドーシスという合併症のリスクが高まります。また、尿に余分な糖を排泄する薬のため、脱水を助長するリスクがあり内服を避けるべきです。
フォシーガ錠5mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
当院は郊外と言えど東京にあるクリニックであり、交通の便は比較的良いですので、大地震があったとしても交通が寸断される、物資の供給が完全に途絶える、というシチュエーションは強くは危惧されませんので、災害時の備えは居住地のアクセスによるところも大きいと思います。しかし、先述の通り備えあれば憂いなし、ということでしっかり対策を立てましょう。
(表)フォシーガ5mg、フォシーガ、5、(裏)forxiga5mg、フォシーガ、5、1 ..
シックデイ時における糖尿病治療の注意点がいくつかあります。まず、シックデイ時に投与中止を考慮すべき薬があります。
(糖尿病の方へ)シックデイ・低血糖時も慌てずに対応しましょう。
まず、本題に入る前に「シックデイ」という概念について説明させてください。「」という言葉が指す通り、直訳すれば「体調が悪い日」とでもなりますでしょうか。もう少し詳細に言うと「糖尿病患者さんが発熱、下痢、嘔吐、食欲不振などで食事摂取が困難になっている場合」と定義されます。つまり、「ちょっとのどが痛くてだるいけど熱はそんなに高くないし、食事は普段通り摂れる」状態はシックデイに該当しません。「コロナ・インフルエンザにかかりの高熱や激しいせき込み・痰絡みがあり、食事はとてものどを通らずジュースやゼリーがやっとだ」「おなかを壊して頻繁に下痢・嘔吐があり、食事もままならないどころか水を飲んでもすぐに吐いてしまうくらいだ」といった状態をイメージしてください。
SGLT2阻害薬とは2014年から新しく使われるようになったお薬です。当院ではフォシーガ ..
新年あけましておめでとうございます。小金井つるかめクリニック 糖尿病内科の深石貴大です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
SGLT2阻害薬には、フォシーガ(ダパグリフロジン)・ジャディアンス ..
やまおか内科クリニック
院長:山岡 祥
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病協会 登録医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医