ミノキシジル外用の発毛効果に関しては、高い水準の根拠があります。
ミノキシジルによって死滅した毛根が復活して発毛することもありません。すでに薄毛が進行してしまった場所に髪を生やすには、自毛植毛をするしか方法はありません。
薄毛治療に使用するミノキシジルは、①外用薬(塗り薬)、②内服薬、③注射薬(メソセラピーとして頭皮に注入)の3形態があります。内服治療では1日5mg投与が汎用されています(個人的には1日5mg連日内服する治療の安全性は確立されていないと考えています。理由は後述)。
ミノキシジルの外用薬には発毛効果があり、有効な薄毛対策のひとつです。しかしながら、ミノキシジルの外用だけで、薄毛を根本的に解決することは難しい場合が多いです。
AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について
まず、薄毛に悩む女性はどのくらいいるのか、ということについてお話していきます。薄毛というテーマは男性でももちろんですが、女性においては特にデリケートな問題としてとらえられるかもしれません。
ミノキシジルをクリニックで処方してもらう最大のメリットは内服薬です。
外用薬よりも効果が実感できるといわれていますが、国内未承認の薬のため、薬局や一般的な皮膚科での取り扱いがありません。
クリニックで処方する内服薬は、独自に成分調査を行った、安全性の高い薬ですので安心して服用する事ができます。
薄毛の進行状態やどの程度生やしたいかによって異なります。
であれば、女性の薄毛・抜け毛予防3,800円/月、抜け毛抑制5,800円/月、髪を増やす場合は10,000円/月から治療できます。来院の場合はまた費用が異なりますが、平均して月々1万~2万円程度のお支払いただいている方が多いです。治療費について、詳しくはをご覧ください。
しかし、副作用として「多毛(毛が生える)」という現象が発生したため薄毛治療への転用が期待され、研究の結果、発毛効果が認められると共にAGA治療薬として使用されるようになりました。
これに降圧作用があることが分かり改良して出来たのがミノキシジルです。
女性の薄毛の場合はミノキシジル外用にミノキシジル内服やパントガール内服の併用が多いようです。
ミノキシジルの効果を実感するまでには、通常3〜6ヶ月が必要です。
私個人としては副作用面を重視してミノキシジル内服を使用しないで治療する方法を模索しておりましたが、どうしてもミノキシジルを使用しなければ改善しないという場面があり、現在はメソセラピーによる使用を中心に使用しております(詳細は後述)。
ミノキシジル内服薬は以下であれば副作用は軽度であり許容できる。
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのバランスの乱れによって引き起こされる病気です。一方、ミノキシジルは髪に栄養を送る毛細血管の流れを良くする効果があるだけなので、AGAを根本的に改善する効果はありません。
そのような方達はミノキシジルはそれほど効果的ではないと思っていることがあります。
実は、薄毛に悩む女性の割合は10%程度とされています。男性は、年齢が上がるにつれて発症頻度が高くなり、30%程度がAGAなどで薄毛になるとされています。
割合的に見ると男性の方が高いですが、女性が発症する頻度も10人に1人程度はいると考えると、そこまで珍しい症状ではないと言えるのではないでしょうか。
ミノキシジル外用薬の主なデメリット3つ目は、即効性がないということです。
女性が薄毛の治療のためにクリニックを受診されると、多くの場合、治療薬としてスピロノラクトン、ミノキシジルという薬が使われます。これらのお薬について解説いたします。
【医師監修】20代女性の薄毛の悩み 若はげの原因や対策は?
上記の疾患がある方は、ミノキシジル内服薬を服用する際、専門の医療機関で医師にご相談下さい。
ミノキシジルには血管を拡張させる薬事作用があり、塩類と水を体内に貯留させる為、心不全の原因となる可能性があります。
また心拍を上げる作用があるので、このような問題を避ける為に、当院では利尿剤の使用や心拍数を下げる、降圧剤としての作用もあるβブロッカーを併用することがあります。
さらに、サプリメントや他の薬との組み合わせによる相互作用で血圧が下がる場合も考えられる為、血圧測定や血液検査をして、健康状態を確認したうえで治療プランを立てます。
【医師監修】前髪が薄い女性向けの対策と目立たないヘアスタイル
ちょっと話は変わりますが、過剰にミノキシジルを摂取した場合、または慢性的にミノキシジルを服用していった場合、いったいどんな事が起こりえるのか、これまでに報告されている論文内容を紹介したいと思います。
女性の薄毛治療薬の種類と効果(パントガール・ミノキシジル)
ミノキシジルは、広く普及している薄毛治療薬です。市販でも購入できる薬ですが、クリニックで処方されるものと何が違うのでしょうか。ミノキシジルの作用機序や効果、副作用や注意点などについて、詳しく解説いたします。なお、当院では、ミノキシジルの内服薬・塗り薬・外用薬のどちらも処方しております。それぞれの違いについてもみていきましょう。
ミノキシジルが効きにくい人の特徴は以下の記事で解説しています。
ミノキシジルは、血管を拡張させる作用があるため、もともとは高血圧の治療に用いられていました。ミノキシジルを投与された患者に、多毛の症状が現れたことから、発毛剤としての治験が開始されたのです。現在では、プロペシア・フィナステリド・ザガーロと並ぶ、代表的なAGA治療薬として普及しています。また、女性の薄毛治療にも用いられています。
女性はアボルブを服用できない!薄毛治療で使えるミノキシジルを紹介
ミノキシジルは高血圧の方や肝臓の数値が悪い方には注意が必要な治療薬です。また、健康な男性が内服しても、動機が激しくなったり、手や足がむくんでしまったりすることもあります。
女性の薄毛の場合はミノキシジル外用にミノキシジル内服やパントガール内服の併用が多いようです。 過剰にミノキシジルを摂取した場合
なぜこれが女性の薄毛に対して処方されるかというと、スピロノラクトンの副次的な作用が女性の薄毛に効果があるからです。
ミノキシジルの作用について. ミノキシジルには、薄毛の改善と血行促進、毛母細胞の活性化の働き、発毛作用が期待できます。
また、ミノキシジル単体ではAGAの抑制効果はありません。そのため、AGA治療の内服薬であるデュタステリドやフィナステリドを併用することにより、効果的な薄毛対策を行うことができます。
[PDF] 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、はご用意しております。
ミノキシジルの初期脱毛とは; ミノキシジルの初期脱毛が起きる期間 ..
ミノキシジルだけでは、薄毛対策としては不十分です。AGAの進行を抑えたり、毛根が死滅した部分に毛を生やすことはできないからです。