シマアジほどではないですが、シマアジに匹敵するような味わいのアジをご存じですか?


ブリとヒラマサも慣れないとパッと見て区別するのは難しい。もっともポピュラーな見分け方は、上顎後端の上角の違い。角ばっているのがブリで丸みがあるのがヒラマサなのだが、どっちつかずで判断に迷う場合もあるのは事実。もうひとつ、胸ビレと腹ビレの長さのバランスを見るというのもある。ブリでは胸ビレと腹ビレの長さがほぼ同じだが、ヒラマサは胸ビレが腹ビレよりも明らかに短いのだ。これはけっこう分かりやすいと思う。さらに、胸ビレの先端が体側の黄色い線にかかっていなければブリ、かかっているのがヒラマサという違いもあるようだが、黄色い線自体が不明瞭な個体もいるので、胸ビレの長さを見る方が確実だろう。


淡いピンク色の身は、うま味たっぷりで上品な脂が乗り、刺身や寿司だねが最高。新鮮なものはマダイに引けを取らない食味である。塩焼き、照り焼きにすると大変美味。アラはいい出汁がでる為、アラ煮や潮汁などにしても喜ばれる。その他には、皮を引かずに表面を炙るシマアジのタタキも絶品である。天然のものは流通が非常に少ないため高価で、中型のものでも3万円ほどするものもある。旬は夏から秋にかけてだが、小型のものは年中を通して味にほとんど変化がなく非常に美味。食味が一番良いとされている大きさは30~40cm前後のもの。DHAやEPA、ビタミンなどの含有量が多く、細胞の活性化やエネルギー代謝を活性化させる効果がある。

金属メッキをしたように体表がピカピカ光ることから小型のヒラアジ類を釣り人はメッキと呼んでいる。主に釣れるのはギンガメアジで、カスミアジ、ロウニンアジもときどき混じる。また希だがオニヒラアジも釣れることがある。どれもが南方系のアジで幼魚のうちに黒潮に流され南の海から本州の太平洋岸にやって来るわけだが、よくいわれる「日本近海の冬の低水温には適合せず、その多くは死んでしまう死滅回遊魚である」という話は正しくない。

鮮度の良いアジはやで見分けることができます。3つのポイントをご紹介します。

やや体高はあるがヒラアジ類ほど高くない。背が青みを帯びた黄金色で、体の中央を鮮やかな黄色の帯が走る美しい魚である。しかしこの黄色の帯は成長するにつれて不明瞭になる。体長は一般的には1mほどであるが、最大で1m22cm・18kgのものも確認されている。唇が厚く、吻(ふん)は長いが歯はない。アジの仲間の特徴であるセイゴがシマアジにも存在し、切込みが深い二叉にわかれた尾ビレをもつ。エラブタの後方部には黒い斑紋があるのもシマアジの特徴である。頭部の大きさに比較すると目は小さい。また脂瞼もない。また、マアジと同じように背ビレはたたんで収納することができる。胴の半分くらいの長さを持つ胸ビレをもつ。

シマアジはアジの中でも「ヒラアジ」と呼ばれる仲間に属します。このヒラアジの仲間は、外見は青魚ですが、白身魚とアジの中間のような味わいの魚で、両方の美味しい部分を兼ね備えている魚です。口には歯がないので、エサを食べる時は海水ごと吸い込むような食べ方をします。この伸縮自在の唇は薄い膜になっているので、釣り針で口が切れ、釣り上げる直前に逃げられる原因となり、天然ものの漁獲高が少ない理由となり、市場での価格も高いです。

今回は「アジの種類の違い」や「おいしいアジの見分け方」をご紹介! 普段はなかなかお家で魚料理をつくらないという方も、お手軽アジ料理も紹介するのでぜひ参考にしてみてください

しかも価格はシマアジの3分の1程度です。それはカイワリというアジです。僕の住む神奈川の名物で「カクアジ」と呼ばれています。一度ご賞味下さい。塩焼きがおススメですよ。


※ランキングは2022年12月~2023年11月の弊社流通出荷実績です。

体全体に対しての目の大きさがマアジより大きいのが特徴で、またそれが命名の元にもなっていますから、見分け方としてはそれが一番手っ取り早いのですが、稜鱗(ゼイゴ)の角度がなだらかで、デコボコも小さいことから見分けることもできます。

他にはウロコが細かく体表がぬるぬるしていることから、触った瞬間「あ、アジと違う」と分かります。掴んで違和感を感じたら目の大きさを確認してみましょう。

【漫画で解説】出世魚「ブリ」の特徴と「カンパチ」「ヒラマサ」との違い

ヒラアジを安いからと言ってバカにするのではなく、養殖シマアジを高いからと言って有り難がるのでもなく、何が本物なのか、何が正しいのか、世間の一般的風評などに惑わされず、自分自身の眼と力で極めてほしいものである。

しかしアジはマアジだけではありません。 今回はマアジとそっくりで種類の違うアジや、姿や生態までマアジとは異なるアジの仲間の特集です。

たぶん、釣りが好きな人のほうが見たことが多くて、よく「エバ」とか「メッキ」と呼んで、ロウニンアジやギンガメアジなど、シマアジの仲間と同じように扱われているとのこと。

「ヒラアジ」と呼ばれる水産物一覧 | 市場魚貝類図鑑 呼び名DB

天然のシマアジは、全体的に青緑色で、ヒレは黄色です。淡いピンクまたは乳白色の上品な肉質で、最上のものでは琥珀色になります。身質はよく締まり、脂の乗りが程良く、しっとりとした旨みと甘みがあります。市場では養殖のシマアジが大半で、天然物と比べると脂が乗っているという面もありますが、身の締まりは天然ものにはかないません。皮下の輝きが残るように皮を薄く引くことがポイントです。アジ類特有の銀色の皮を活かして焼き霜造りも美味しいです。身だけでなく、骨なども活用して潮汁にしても濃厚な旨みがあり美味しい一品です。

シマアジの仲間と同じように扱われているとのこと。 市場では、シマアジ以外はたま~にカイワリやヒラアジが並ぶくらいですが・・・ ..

さて、夏場に10cmそこそこだったメッキも秋になれば20cmぐらいに成長し釣りシーズンを迎える。通常は30cmを超えるものは希だが、発電所などから温排水が入る海域などでは、温かい水温のおかげで冬もその場に居着き、40cm以上にまで大きくなる個体もいる。メッキ4種の見分け方は以下の通り。

やや体高はあるがヒラアジ類ほど高くない。背が青みを帯びた黄金色で、体の中央を ..

ムロアジは主に暖かい太平洋側の海を回遊しています。そのため基本あまり脂乗りの良い魚ではありません。ムロアジの名前の由来となった和歌山の牟婁(むろ)に近い三重県産の金ムロと呼ばれている脂乗りの良いものですら干物での出荷がほとんどです。

反面、加工品としてのムロアジは絶品になります。ムロ節はうどんの出汁として中部地方では定番ですし、何と言っても伊豆大島周辺から出荷される「クサヤの干物」はムロアジが最高です。

シマアジに勝るとも劣らずの味なので、魚を知る人はみな好んで求める。 珍魚度 ..

・鮮度が良ければお刺身がオススメ!クセがない魚なので焼き物や揚げ物、汁物など調理法を選ばないお魚です。

「シマアジは高級魚!マアジとの違いは?」の記事が公開されました

大きい物では40cmオーバーもいるムロアジは、紡錘形をしておりその泳力の強さがうかがえます。マアジに比べ血合いは多いものの、お刺身でも充分美味しいのですが足が速い(痛みやすい)ため生ではあまり流通しません。

ムロアジ属特有の小離鰭と流線型の形が見分けるポイントになります。加工品で美味しいと書きましたが、新鮮な物が手に入ったら、できれば生食もしていただきたいです。

FISH FOOD TIMES 12.2016 鮮魚コンサルタント樋口知康 ヒラアジ

現在日本で養殖シマアジは非常に高価な高級魚として扱われているが、天然のヒラアジは脂の乗りも控えめで、食べると舌にジワっとくる美味しさは天然の本物の味を感じさせられる。

鮨が10倍楽しくなる旬魚の世界 No. 30~夏~シマアジ(縞鯵・島鯵)

一尾まるごとではなく、スーパーではさばいてある状態のものが並んでいることも。おいしい「アジの刺身」の見分け方も参考にしてみてくださいね。

あじのなめろうのレシピ・つくり方 | キッコーマン | ホームクッキング

カンパチの小型を関西地方ではシオと呼び、秋になると大阪湾にも入ってくる。それほど数多く釣れるわけではないが、比較的身近な魚だ。近縁種に南方系のヒレナガカンパチがいるが見分け方は第2背ビレ前部の先端と尾ビレ下葉の先端。第2背ビレ前部が鎌のように曲がり長く伸びるのがヒレナガで、真っ直ぐで短いのが普通のカンパチ。カンパチは尾ビレ下葉の先端が白いがヒレナガカンパチは白くない。

FISH FOOD TIMES 8月 2020年 鮮魚コンサルタント樋口知康

年間を通して安定的に獲れるアジは1年中スーパーや魚屋に並びます。その中でも夏場のアジは、脂がのっておいしいんですよ。

見た目の違いはないですね。 手前がマアジ、奥がアオアジです。 マアジ 手前

アジ科のお魚のお刺身でダントツにお値段の張る「シマアジ」はシマアジ属という固有の「属」に属しています。大きい物では1mをゆうに超え、その獰猛さとシュッとした顔付きから「オオカミ」とあだ名されますが、一番美味いのは2kg前後のものです。

アジ科のお刺身の中ではブリやカンパチよりも高級品に位置づけられています。夏から秋には沿岸部にも回遊して来ますので磯や堤防からのカゴ釣りのターゲットになることも。