外貨建て保険は気になるけれど、米ドルか豪ドルか、やっぱり悩んでしまう。


米ドルと豪ドルはどちらも経済情勢や金融政策、物価、景気などによって為替レートが変化します。


保険会社と関係性が深い国債利回りを日本円もあわせて米ドル、豪ドルでそれぞれ比較してみましょう。

しかし過去を振り返ると、2008年のリーマンショックで豪ドルの下落率が米ドルよりも大きかったのに対し、2011年のアメリカ国債格付け引き下げ時には、豪ドルの価値が米ドルを上回る現象が起きました。

外貨預金は、米ドル・オーストラリアドル(豪ドル)などの外貨建てで預け入れる ..

ドル建て保険は、保険料が円ではなくドルで運用される保険です。情勢によっては、保険料が円建て保険と比べて割安になったり、保険金等の受取時に利益が得られたりする可能性がある一方で、為替相場によっては元本割れになってしまう可能性もあります。ドル建て保険への加入を検討する際には、為替や外貨建て保険の仕組みをしっかり理解した上で、目的に合った保険を選ぶことが大切です。

ほかの通貨にも共通しますが世界の政治や経済の動きに敏感で不安定な状況下では価値が下がりやすく、逆に安定しているときは価値が上がりやすい特性があり、なかでも豪ドルは変動しやすい通貨といえるでしょう。

保険料の変動や保険金等の減少があると困る人は、ドル建て保険には向いていないといえます。ドル建て保険は、月々払込む保険料も為替相場の影響を受けます。また、円に換算した際の元本保証がないので、為替相場によっては元本割れが起こる可能性も考えられるでしょう。そのため、例えば将来の使用目的が決まっていて、受取れる金額が減ってしまうと困るというような場合には、不向きな保険といえます。

豪ドルは、市場規模と取引量が小さいため、投資資金の変動が大きい影響を及ぼしやすい通貨です。


外貨預金とは、米ドルや豪ドルなどの”外貨”を預金することで日本円で預金 ..

ドル建て保険は、そのリスクを十分に理解している人向けの保険です。ドル建て保険は、為替相場の変動によって、将来利益を得られることもあれば、損失が出てしまう可能性もあります。その仕組みをわかった上で、資産を米ドルや豪ドルで運用したい人等に向いているといえます。

オーストラリア・ドルから米ドルへの為替レート。AUD/USDの両替

ドル建て保険は、資金に余裕があり、なおかつ資産運用に高い関心を持っている人に向いている保険です。ドル建て保険は、将来の受取額が為替相場によって変動するため、受取額が減ってしまっても困らない資金の余裕が必要です。また、情勢によっては円建てより予定利率が高く、保険料が割安になって資産を増やせる可能性があるため、資産運用に関心が高い人向けといえるでしょう。

豪ドル/米ドル(AUD/USD) 60分足 FX為替レート・チャート

米ドルは世界基軸通貨として比較的安心ですが、米ドルへの投資だけではリスクが高まる可能性があるので、

各国国内債券 米ドル建て・豪ドル建て・ユーロ建て債券など、外国の発行体がその ..

ドル建て保険は、円建て保険とは異なり為替変動の影響を受けますが、一方で比較的高い利回りを期待できる保険でもあります。そのような性質を踏まえ、ドル建て保険に向いているといわれるのは、主に以下のようなタイプの人です。

また、外貨建て保険の保険金を受け取るときは円安と円高のどっちがいいのでしょうか。 ..

豪ドル相場は、BRICsなどの新興国が台頭し、米国経済も好調だった2006年から2007年にかけて、資源輸出が大きく拡大し経常黒字が増加したことに加え、世界経済が安定的に推移したことも手伝って1豪ドル=80円台から107円台まで大きく上昇しました。
2008年9月にリーマンショックが発生すると、投資資金が一気に流出し1豪ドル=101円台から50円台まで急落しました。世界経済の混乱が豪ドル相場に悪影響を与える典型的な動きでした。しかし中国が大型景気対策を講じると、資源輸出の回復期待から豪ドルは反発へ転じ2010年4月には1豪ドル=88円付近まで上昇しました。さらにアベノミクスによる全般的な円安が始まると2013年4月には1豪ドル=105円台まで上昇しました。しかし2015年に入ると、関係の深い中国経済の減速や急激な原油安 (商品市況安) から豪ドル安となり、2016年6月には1豪ドル=72円台まで下落しました。
2020年初めから新型コロナの拡大によるリスク回避の動きが広がると、1豪ドル=80円付近から60円割れまで急落しました。しかし世界的な景気回復が始まると反発、エネルギーを中心とした資源価格の急騰も後押しとなって、1豪ドル=85円台まで反発した後、1豪ドル=80円付近を中心とした値動きとなりました。
2022年に入って、オーストラリアを含む各国の利上げが始まりましたが、日本が異次元緩和政策を維持したことから全般的な円安の動きとなって2022年9月に1豪ドル=98円台まで上昇しました。その後円相場が反発すると2023年に1豪ドル=86円付近まで下落する場面もありましたが、日経平均株価が40,000円乗せまで上昇する中、再び円売りが優勢となって2024年4月、豪ドルは約10年ぶりに100円台に乗せました。この間、日銀が2024年3月に2013年から続けてきた異次元緩和を終了し、約17年ぶりとなる利上げを決定しましたが、植田日銀総裁が「緩和的な金融政策を継続することが大切」などとしたことから円高の動きにはつながりませんでした。しかしRBAが2024年6月に追加利上げを排除しないと表明したことから、1豪ドル=105円後半と約17年ぶりの高値まで上昇しました。
ユーロ圏をはじめ主要国が金利引き下げサイクルに移行する中、オーストラリアが追加利上げをしたり、利下げ開始時期がさらに先送りされたりすると、豪ドルは一段と上昇すると考えられています。

款に定める指定通貨(米ドル・豪ドル)のことをいいます。なお、指定通貨のうち ..

ドル建て保険は、資産運用におけるリスク分散にも役立ちます。預貯金や円建て保険等、保有している資産が円だけだと、物価上昇によって相対的に通貨の価値が低下してしまうインフレリスクや、円の価値が下がった時に対応できません。ドル建て保険に加入していれば、資産が円とドルに分散されるため、リスクも分散されます。

金利種類は外貨普通預金、外貨定期預金、外貨普通預金積立。お取引通貨は人気の米ドル、豪ドル、NZドル ..

ドル建て保険には為替リスクがありますが、一方で為替相場の変動がプラスに働き、為替差益を得られる可能性もあります。保険金等を受取る時、保険料を払込んだ時よりも円安になっていれば、為替の値上がり分の利益を得ることができます。

【2024年前半】豪ドル円(AUD/JPY)の今後の見通し・予想

ドル建て保険は、円建て保険と比較して保険料が割安になる可能性があります。2023年11月現在は、円建て保険よりドル建て保険の予定利率が高く設定されている状況です。この状況に変化がなければ、保険料は割安になるでしょう。

東京海上アセットマネジメントの「外国為替グラフ 豪ドル/円」ページ。豪ドルの対円為替レートの推移をご確認いただけます。

・国債利回りが豪ドルよりも高い
・金に対するヘッジ効果が期待できる
・世界基軸通貨となるため安心感がある

外貨建て保険とは、払い込んだ保険料を米ドル、豪ドル、ユーロ等の外貨で運用する保険です。 ..

ただし米ドルは、依然として世界で最も重要な通貨であることは間違いありません。

商品名で選ぶ. ニッセイ指定通貨建生存給付金付変額保険(米ドル建・豪ドル建).

今後どのような状況になるか、米ドルと豪ドルの見通しをそれぞれみていきましょう。

過去5営業日分の為替レートを表示します。 1米ドル, 1豪ドル

新興市場国や発展途上国の中央銀行が準備資産構成通貨の多様化を図っていく中で、米ドルの地位に変化が生じる可能性もあります。