1銭単位で価格が動いていたため、その慣習で今でも1銭を1pipと呼びます。
ちなみに、「みんなのFX」では、米ドル/円のスプレッドは0.2 pips(0.2銭)(※)と他のFX会社に比べ最も狭い水準で提示しています。10,000ドル(1Lot)取引したとしても手数料は20円(=0.2銭(0.002円)×10,000)しかかかりません。一般的に銀行の外貨預金では、10,000ドル預金するのに2万円ぐらい(片道1万円ずつ)の手数料がかかるので、FXの取引コストがいかに安いかおわかりいただけるでしょう。
※米ドル/円ラージのスプレッドは原則固定の対象外です。
Pipsは、先述のスプレッドの単位だけでなく、トレード結果を表現する際にもよく用いられます。たとえば、米ドル/円が1ドル=100.00円の時に買って100.50円の時に売った場合、「50pips獲得した」と言う投資家もいます。「獲得pips」は、利益をあげた際の値幅(利幅)を表しており、今回の場合は50pips(=100.50(売値)-100.00(買値))が獲得pipsとなります。いくら利益をあげたかではなく、どのぐらいの値幅を稼いだか、ということを重視する投資家も少なくありません。pipsを使った計算方法や投資効率については後述します。
また、pipsはスプレッド(買値と売値の差。差が狭ければ狭いほど取引コストが低く顧客にとって有利)の単位としても用いられます。たとえば、FX業者が米ドル/円のスプレッドを1pipsで提示している場合、それは1ドルにつき日本円で1銭の手数料がかかることを表しています。10,000ドル(1Lot)取引した場合の手数料は100円(=1銭(0.01円)×10,000)ということになります。短期間で売買を繰返すスキャルピングのトレーダーにとって、スプレッドの違いは収益に大きく影響します。
ちなみに、「みんなのFX」では、米ドル/円のスプレッドは0.2 pips(0.2銭)(※)と他のFX会社に比べ最も狭い水準で提示しています。10,000ドル(1Lot)取引したとしても手数料は20円(=0.2銭(0.002円)×10,000)しかかかりません。一般的に銀行の外貨預金では、10,000ドル預金するのに2万円ぐらい(片道1万円ずつ)の手数料がかかるので、FXの取引コストがいかに安いかおわかりいただけるでしょう。
※米ドル/円ラージのスプレッドは原則固定の対象外です。
ここでは、pipsを利用してトレードの損益を計算する方法について解説します。
米ドル/円が0.2銭、ユーロ/円が0.4銭、英ポンド/円が0.9銭、南アフリカランド/円が0.9銭といったように、通貨ペアによってスプレッドには違いがあります。通貨の流通量などによって、調達コストに差が出てくるからです。
では、次に「獲得pips」から実際の利益額が一体いくらになるのか、その計算方法を解説しましょう。pipsを使った計算方法や投資効率の考え方を身に着けることで、中上級トレーダーを目指しましょう。
本記事ではFXで用いられるpipsの基本的な意味や計算方法を分かりやすく解説するほか、取引スタイルに応じた獲得pipsの目安についてもお伝えします。
たとえば、米ドル/円の取引で100.00円のときに10,000ドル分の新規買いポジションを持ち、その後100.05円のときに決済売りをおこなった場合、獲得pipsは5pips、利益は500円となります。
この価格の変動単位を「pips(ピップス、ピプス)」と呼びます。
また、pipsは買値と売値の差を表すスプレッド(実質的な取引コスト)の単位としても用いられており、米ドル/円のスプレッドが1pipと表示されている場合には、1ドルにつき1pip(1銭)のコストがかかると言えます。
では、仮に1pips動いた時の損益が分からなかった場合はどうなるのでしょうか?
獲得pips
100.05円(決済の売値)-100.00円(新規の買値)=0.05円=5 pips
また、カナダドルの1pipsの価値も、両者にある程度近いといえます。
FX初心者の方には「1pip変動した」、「10pipsの利益を稼いだ」と言われても想像しづらいかもしれませんが、取引を進めるうちにpipsの感覚が掴めるようになるでしょう。
pipsは上記以外にも、スプレッドの単位としても使われています。
FXでは米ドル/円やユーロ/米ドルなど様々な通貨ペアが存在するため、通貨ペアによって単位も異なります。そのため、「円が1円変動」、「米ドルが0.001ドル変動」と各通貨の単位に合わせて変動幅を表記すると、通貨単位がバラバラで分かりにくくなってしまいます。
「米ドル/円のスプレッドは0.2pips」といった使い方ですね。
なぜ、わざわざpipsを使って計算をするのでしょうか。pipsを使うことでトレードの調子の良し悪しがわかったり、投資効率を比較したりすることができるからです。
ここで2つの例を比べてみましょう。
SNSを見ていると何pips買った、負けたという表現が目立ちます。
そこで通貨の共通単位としてpipsが使用されています。変動幅を表す最小単位であるpipsを用いると「円が10pips変動」、「米ドルが10pips変動」となり、異なる通貨でも容易に変動を比較できるようになります。
1pipsあたりの値段は9ポンドなので、以下のように計算可能です。
2円と0.2銭というスプレッドの違いがどれだけの差を生むのかについて、より具体的にイメージできる例を挙げてみましょう。たとえば1万米ドルを買ったとすると、外貨両替の手数料負担が6万円に達するのに対し、FXはわずか20円で済みます。
※米ドル/円ラージのスプレッドは原則固定の対象外です。
しかし、pipsで計算すると、それぞれの利幅は以下のようになります。
1pipの定義はFX会社や取引する通貨ペアによって異なります。
冒頭で説明した通り、一般的にクロス円(米ドル/円、ユーロ/円など)の場合、1pip=0.01円(1銭)とされています。例えば米ドル/円が123.012円から123.032円に上昇した場合は、2pips(2銭)上昇したと言えます。
損益をpipsで計算すると、このように投資効率を比較しやすくなります。
また、前述したようにpipsはスプレッドの単位としても用いられます。スプレッドの単位には「銭」と「pips」の2種類が用いられますが、考え方は同じです。1pip=0.01円としているFX会社が米ドル/円のスプレッドを1pipとしている場合、1ドルにつき日本円で0.01円(1銭)の費用がかかります。FXは銭単位の世界のため、小さな差でも取引の損益に大きな影響を及ぼします。特にトレードを短期間で繰り返すトレーダーはスプレッドの違いが収益に影響を及ぼしやすいため、取引する通貨ペアの1pipの定義を取引前に把握し、過度なスプレッドの負担を回避するように努めるべきでしょう。
一方、pipsで表現する場合、どれだけの値幅を稼いだかが分かります。
取引で獲得した利益が同額でもpipsによって取引の上手さを読み取れます。ここではpipsによる実際の損益がいくらになるかの計算方法をお伝えします。pipsの基準は通貨ペアによって異なるため、それぞれ具体例を挙げながら解説します。
上記をふまえると、ドルストレートとpipsの関係は次のとおりです。
FXについて学び始めた際、頻繁に「pips(ピップス)」という用語を目にします。
pipsとは値動きの最小単位で、利益や損失が分かります。
ここでは、MT4/MT5で損益をpips表示にする方法を紹介します。
「銭」は、通貨ペアのうち一方が日本円の場合に用いられます。例えば、ドル/円(USD/JPY)、ユーロ/円(EUR/JPY)、英ポンド/円(GBP/JPY)などです。
pipsを目安にすると、取引数量で金額も大きくなるのがわかりますよね。
では、利益の値幅(買値と売値の差)はいくらでしょうか。
①50pips
②10pips
①の方が②に比べて利益幅が大きいことがわかります。もし、①の取引で、②と同じ50,000ドルを買っていたならば、利益は25,000円と5倍になっていたわけです。つまり圧倒的に①のほうが投資効率はよい取引と言えます。FXではこのように、取引結果の良し悪しを利益幅で判断することがあります。この利益幅のことを「獲得pips」と呼び、獲得pipsが大きければ大きいほど、取引の成績が好調であることを示しています。
トレードの損益は、pipsと取引数量の掛け算によって求められます。
「みんなのFX」では、ご自身のFXの取引結果が一目でわかる「マイパフォーマンス」という便利なツールがありますが、「マイパフォーマンス」でも「獲得pips」や「最大取引pips」「平均取引利益pips」など、様々な項目がpipsを使って表示されています。