併用した場合は,やはり中止またはアセトアミノフェンに変更するべき ..
代理として患者の妻が来局。これまでの経緯を聞くと、患者は膝の痛みのため近医を受診してロキソニン錠<ロキソプロフェンナトリウム>を服用中であったが、改善しないので大学病院の整形外科を受診したということだった。
併用薬を聞くと、ディオバン錠 80mg<バルサルタン>とアムロジン錠 5mg<アムロジピンベシル酸塩>を服用中だとの返答だった。ディオバンなどのアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、セレコックスとの併用により降圧効果が減弱する可能性があるので、併用注意となっているため、「血圧が下がりにくいなどのトラブルが生じたら連絡してください」と伝えたところ、患者の妻が「実は、脳出血で入院手術し、治療中である」と言い出した。
セレコックスの添付文書の警告欄には、「シクロオキシゲナーゼ (COX)-2 選択的阻害剤等の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象のリスクを増大させる可能性がある」と記載されている。薬剤師は、当該患者は脳出血であり、なんらかの脳血管障害を有している場合にはセレコックスの併用は避けた方が良いと判断した。
セレコックス錠200mgとの飲み合わせ情報[併用禁忌(禁止 ..
疾患部が違えば無関係だ(膝の痛みで整形外科にかかっているから、循環器系の疾患に関する情報は関係ない)と考える患者もいるため、患者からの発言を待つだけでなく、薬剤師から積極的に薬剤毎に必須な病態に関して具体的に聞くように心がける。例えば、今回のセレコックスであれば、警告内容に準じた質問(「心臓の手術や脳の障害で入院したことはないですか?」など)を実施する。
このように、ステロイドには非常に強力な鎮痛作用がありますが、その代償に糖尿病や高血圧、胃潰瘍などの消化管潰瘍、骨粗しょう症、免疫力の低下、お腹周りを中心に肥満が進む中心性肥満や満月様顔貌(ムーンフェイス)などの副作用があります。
また、低頻度ではありますが、その他の副作用として大腿骨頭壊死や白内障、緑内障、にきびなどもあります。
さらに、ステロイドは急にやめると強い離脱症状が生じてしまうので、ご自身の判断でやめてしまうことは非常に危険です。
オピオイド薬として紹介したトラマールも体内で代謝されてオピオイド作用が生じるまでは下降性抑制系に作用する薬です。サインバルタと併用する際はセロトニンが増えるので注意が必要です。
うつ病の薬も下降性抑制系に作用し有効ですが日本では痛みの適応症とはなっていません。
【質問】セレコックスとロキソニンの併用について質問です。 「NSAIDsの重複は疑義」と同僚に言われたのですが、オキシコンチンとオキノームのように「定期薬(効果のベース)」と「頓服(レスキュー)」といった形で有用なのではないかと個人的には思いました。同効薬の重複について、疑義照会はどこまで必要なのでしょうか? また、効果増強と副作用リスクの天秤は、どのような資料を参考にすべきですか?
この点が、他のNSAID(ロキソニンなど)との違いです。 また、作用持続時間が ..
セレコキシブとロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)またはボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)は、いずれも非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で、作用が重複する。併用した場合、相互に胃腸障害等が増強される可能性がある。
・現在は主に、セレコックスとロキソニンを使っています。どちらの鎮痛 ..
痛みに対する治療は原因によって異なりますが、風邪による頭痛、のどの痛み、打ち身や疲労による筋肉痛など物理的な炎症によって急性に起きている場合は抗炎症薬が有効です。アセトアミノフェン(カロナール)は胃に優しい炎症止めです。ただし深酒をする方は肝障害をきたすことがありますのでご注意ください。カロナールではちょっと効き目が不十分という方はロキソプルフェン(ロキソニン)が手軽です。胃が荒れやすい事と、熱があり脱水状態では腎障害に気を付けることが必要です。胃の弱い方は胃薬と一緒に内服し、脱水がないように気を付けて、尿の色が黄色く濃くなっていたら脱水ですのでご注意を。セレコキシブ(セレコックス)はロキソニンより胃に優しい鎮痛薬です。抗炎症薬は原因を取り除くわけではありませんが、炎症は炎症を呼びますので、一度炎症を抑えることは痛みの悪循環を防ぐためには有効です。整形外科の先生はステロイドの局所の注射や麻酔薬によるブロック注射を使用しますが、痛みの悪循環を取るのに効果があります。西洋の薬は症状を取る対症療法ですが、一方、風邪のvirusなどに対して原因治療をする場合は、葛根湯や麻黄湯による免疫上昇、血流改善、体温上昇による抗virus効果を利用しますが、痛みを緩和する効果もあります。漢方を利用するとロキソニンなどの痛み止めを使う頻度はずいぶん減ります。
整形外科医が選ぶ痛み止めランキング:安全で効果的な使い方ガイド
筋肉のコリは筋肉緊張→血行障害→疼痛→交感神経興奮→血行障害+筋緊張→筋肉内環境悪化→神経障害というプロセスで痛みを加速していきます。過剰な筋肉の緊張を抑える薬は痛み止めと並んで悪循環を断ち切るのに有効です。筋肉の収縮を抑制する漢方薬は足の痙攣に効く芍薬甘草湯は筋肉のコリをほぐします。芍薬甘草湯は即効性があるので足がつってから飲んでも間に合いますし、毎日夜中に足がつる方は眠前に飲みますし、ゴルフ帰りに足がつって運転に差し支える方は帰りの車に乗り込む前でも有効です。肩の凝りには葛根湯が有効ですがどちらかと言えば血行改善の要素が大きいかと思います。筋肉のコリをほぐす西洋の薬は筋弛緩剤で、ミオナール、テルネリン、リオレサールなどが用いられますが、痛みを取るのに有効です。
NSAIDs(非ステロイド消炎鎮痛薬):ロキソニン、セレコックス、ボルタレンなど ..
セレコックス(一般名:セレコキシブ)は、抗炎症作用と鎮痛作用を併せ持つ非ステロイド性抗炎症薬(NSAID:エヌセイド)の一種です。痛みのもとともいわれるプロスタグランジンを合成する酵素「COX-2」を選択的に阻害し、抗炎症・鎮痛作用を発揮します。
なお、「セレコックス」という名前は、一般名である「セレコキシブ(Celecoxib)の下線部分に由来します。
セレコキシブとロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)またはボルタレン ..
多くのNSAIDは、COX-2を阻害すると同時に胃などの臓器を保護する作用があるCOX-1も阻害してしまいます。そのため、副作用として胃痛などが生じやすいという欠点があります。
しかし、セレコックスはCOX-2に対する選択性が強いため、他のNSAIDに比べると胃痛などの副作用が起きにくいという特徴があります。この点が、他のNSAID(ロキソニンなど)との違いです。
また、作用持続時間が長いため、1日2回の服用で十分な効果が期待できるのも特徴の一つです。
[PDF] 非ステロイド性消炎・鎮痛剤(COX‒2選択的阻害剤)
セレコックスは、関節リウマチや変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎の消炎・鎮痛に適応があります。また、手術後・外傷後・抜歯後の消炎・鎮痛にも使用できます。
セレコックスはシクロオキシゲナーゼ−2の働きを抑えることで炎症の原因となるプロスタグランジンの産生を抑えます。 ..
通常、成人には初回のみ400mg、2回目以降は1回200mgとして1日2回投与。ただし、投与間隔は6時間以上あける。
頓用の場合は、初回のみ400mg、必要に応じて以降は200mgを6時間以上あけて投与。ただし、服用回数は1日2回まで。
ロキソニンを毎日飲み続けている人へ | リウマチ科みやもと ブログ
セレコックスと他の消炎鎮痛剤との併用は避けてください。複数の消炎鎮痛剤を併用すると、副作用が増悪されるおそれがあります。
ただし、医師が必要と判断して処方している場合はこの限りではありません。他の医療機関から痛み止めが処方されている場合は、念のため診察時にご相談ください。
痛み止め。効かない?!内服の効果の比較 | 都立大整形外科クリニック
添付文書上、セレコックスとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、一部の降圧薬や利尿薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。
医療用医薬品 : セレコックス (セレコックス錠100mg 他)
以下の病気や既往歴がある場合は、セレコックスの服用で症状が悪化したり再発したりするおそれがあります。症状が重篤な場合はセレコックスを服用できないこともあるため、該当する事項がある場合は診察時にご相談ください。
・アスピリン、バファリン(アスピリン) ・ボルタレン(ジクロフェナク) · プロドラッグタイプの薬
セレコックスは、動物を対象とした試験で胎児の動脈管収縮が報告されているため、妊娠末期の方には使用できません。
妊娠末期以前の方については、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ使用可能です。ただし、類薬で胎児への影響が報告されているため、投与の可否は慎重に判断し、使用量は最小限度にとどめます。