映画のタイトルにもなっている『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』ですが、
先に述べたように、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』では服部平次がコナンとキッドの間に入ったことで、二人のことを客観的に見る目が作品に加えられた。『紺青の拳』ではキッドは工藤新一のフリをしており、蘭はそれに気づいていたが、あくまで変装の一環として認識していたはずだ。だが、『100万ドルの五稜星』の平次はキッドの素の状態を見てその姿と声が新一にそっくりであることを知った。
函館山に向かうカドクラを止めたコナンと良衛。コナンはそこで良衛の太刀筋を見て、久垣殺害及びキッド襲撃の犯人ではないかと推理します。コナンは自身の正体を認めた良衛と宝を確認しに行きますが、そこには戦時下で使用していた暗号機と暗号解読機があるのみ。かつては驚異的な影響力を持つ宝のような機械でしたが、今は使い道のないガラクタにすぎません。良衛はこんなもののために必死になっていたのかと泣き叫びます。その一方、聖を止めるためにセスナへ乗り込んでいた平次は、空の激戦を制しパラシュートで函館山に到着しました。そこには平次が呼び出していた和葉の姿が。100万ドルの夜景を前に想いを伝える平次……ですが、やっぱり邪魔が入り告白は失敗!2人の関係はまるで進展せずに終わってしまうのでした。
一部のファンは、キッドとであるという説がありましたが、これは100万ドルの五稜星(みちしるべ)の中で工藤優作の口から語られ、同時に黒羽盗一もまだ生きていると発覚しました!
100万ドルの五稜星(みちしるべ)面白くない理由5つ!口コミがやばい!
ここからは『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の個人的な考察を紹介していきます。
土方歳三という歴史上の人物に声優が津田健次郎というのは、やけに贅沢な使い方だとは思ったが、ここで『YAIBA』のキャラクターである鬼丸猛をつなげてくるとは。ちなみに沖田総司も元は『YAIBA』のキャラクターだが、『名探偵コナン』テレビシリーズには数度にわたって登場している。
声優を務めているのは津田健次郎で、本作『100万ドルの五稜星』では津田健次郎は土方歳三の声も演じている。カドクラ一味との戦いの後には、鬼丸猛は沖田総士に「沖田!」と話しかけ、沖田は鬼丸に土方の姿を重ね合わせている。土方歳三は新選組の副長で、沖田総司は新選組一番対隊長だった沖田総司の6代目にあたる。
キッドは世界中を騒がしている神出鬼没の怪盗ですが、その正体はという高校生。快斗は父を殺害した謎の組織が集めている「ビッグジュエル」を組織よりも先に集めるため、2代目怪盗キッドになりました。本作では宝石ではない土方歳三にまつわる日本刀・星稜刀(せいりょうとう)を狙います。
映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』簡易感想(ネタバレあり)
土方ゆかりの刀を所持している福城家。そこには剣道大会で和葉と知り合っていた福城聖、そしてその父にあたる良衛がいました。コナンと平次はここでヒントを手にし、北海道東照宮に秘密が隠されていると推理します。この推理を変装して聞いていたキッドは一足早く現地に向かい、宝が入った木箱を奪取。そこにカドクラたちも現れ、激しい争奪戦へと発展していきます。しかしそのなかで肝心の木箱が空っぽだったと発覚したのです。東照宮の巫女に話を聞いてみると、そこに隠されていた星稜刀は数年前に盗まれたとのこと。先行きが不透明になりますが、そこからコナンたちは星稜刀とともに保管された地図をはじめとする重大なヒントを手に入れるのでした。
【ネタバレ】劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星」感想 ..
ところが、である。『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の本編はここからと言っても過言ではない。山口勝平が台本を読んだ時に「内容が全部飛んじゃった」と語った怒涛のサプライズが展開される。
名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) : 作品情報
その前に、クライマックスでのサプライズについて、先に紹介しておきたいのは鬼丸猛の登場だ。沖田総司が「強そうな奴を連れてきた」と言ってカドクラ一味との戦いに参戦させるのだが、鬼丸猛は元々『名探偵コナン』の原作者・青山剛昌の漫画『YAIBA』(1988-1993) の登場人物だ。鬼丸猛はコナンと同じ高山みなみが声優を務める主人公・刃のライバルで、『名探偵コナン』テレビシリーズの第917話にも成長した姿でゲスト出演している。
【映画公開記念】劇場版のクレイジーな犯人5選(100万ドルの五稜星
ここからは「100万ドルの五稜星」のストーリーについて解説していきます。ネタバレありで内容を紹介していきますので、読み進める際はご注意ください。果たして本作の事件はどう展開し、どんな決着を見せるのか。さらに事件と並行しながら描かれる平次の恋模様はどうなってしまうのか。作品の重要ポイントをピックアップし、気になる情報をしっかりご紹介していきます。
少し前の話になるのだが、私は今年のコナン映画である、「劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星」を見てきた。 ..
実際に、『100万ドルの五稜星』では平次はキッドに「キスの恨み」をぶつけており、蘭に告白場所として展望台を提案された時に新一が蘭に告白した「ビッグ・ベン」よりも良い場所か確認してもいる。平次はパラシュートで展望台に辿り着くと、“100万ドルの夜景”の前で、いよいよ和葉への告白の時を迎える。
名探偵コナン「100万ドルの五稜星」聖地巡礼と米花町殺人発生率(震え). 2024-05-09 00:13:29.
「100万ドルの五稜星」の序盤で、平次がキッドに対し「キスの恨み」を語るシーンが存在。このセリフは単行本96巻に収録されている平次&キッドの初共演回に由来しています。このなかでキッドは和葉に変装しているのですが、なんと平次はそれを本物の和葉だと思い込みキスをしようとするのです。最終的にキスはせずに終わったものの、平次はこの騒動を今でもしっかり根に持っている様子。共演回数の少ない2人ですが、そのあいだには深い「キスの因縁」が隠されていたんですね。そんな彼らの関係性を知っていると、「100万ドルの五稜星」をより楽しむことができそうです。
この作品「神子さんが犯人だったら」は「100万ドルの五稜星」「服部平次」等のタグがつけられたイラストです。 アカウントを作成 ログイン.
ちなみに、怪盗キッドの正体である黒羽快斗の幼馴染の中森青子は、『100万ドルの五稜星』で初めてコナンと出会った。病院でコナンを見かけて、幼馴染の小さい時に似ていると発言しており、コナンが快斗=キッドの幼少期と似ていることを指摘していた。
100万ドルの五稜星(みちしるべ)考察とネタバレ※伏線ポイントも
『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の伏線や、伏線回収のポイントを紹介していきます。
Conversation ; #名探偵コナン ; #100万ドルの五稜星』公開記念号!
青山剛昌が描いた現代ファンタジー漫画『YAIBA』に登場する。彼は物語終盤に登場し、様々な猛者が集う織田信長御前試合編で主人公の鉄刃と戦っています。剣術の天才と称されるその腕前は芸術的で、初代沖田総司でも成しえなかった五段突きを会得。さらに自身の刀に込めた気を放出する必殺技まで使用し、刃を終始苦しめていました。最終的に敗北してしまいましたが、沖田の強さは作中でもトップクラスと言っていいでしょう。ちなみに『名探偵コナン』と『YAIBA』は別の世界を描いているので、コナン版沖田とYAIBA版沖田は別人だと思われます。
名探偵コナン・ワールド|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
暗号機と暗号解読機は大戦中には貴重なものだったかもしれないが、今では何の役にも立たない。キッドはスマホの方が断然優秀だと指摘しているが、振り返れば『100万ドルの五稜星』では推理や証拠の確保にスマホを利用する場面が多く見られた。“お宝”の正体の無意味さを強調するための演出だったのだろう。
劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の登場キャラクター。
青子の父親にあたる中森銀三。警視庁刑事部捜査二課に所属している警部で、知能犯捜査係として怪盗キッドを追い続けています。他の事件をほとんど無視してキッドを狙っているものの、作中では逮捕に至らず噛ませ犬を演じるハメに……。その一方でキッドの行動を読み犯行を未然に防いだこともあり、さらに『名探偵コナン』登場時には高い推理力を披露するなど優秀さを発揮したシーンも存在しています。ちなみに仕事中は高圧的な言動が目立ちますが、家では青子を大事にする優しい父。また快斗を夕食に招待するなど、よき理解者として子どもたちに接しています。