那須川天心、対戦相手ジェルウィン・アシロがフィリピンから来日 アマでは200戦経験の23歳「負ける気はしない。勝つために来た」.


プロボクシングWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦 同級1位 那須川天心<10回戦>同級2位 ジェルウィン・アシロ ( 2024年10月14日 有明アリーナ )


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那須川天心、初タイトル獲得 粘るアシロからダウン奪い判定勝ち ..

那須川天心vsジェルウィン・アシロのWBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦は、2024年10月14日(月・祝)に東京・有明アリーナで開催される。

空港に到着したアシロは「試合に向けてワクワクしている。コンデションも問題ない」と笑顔。2度目の来日で、今年4月に現IBF世界バンタム級王者・西田凌佑(28=六島)のスパーリングパートナーを務めた。

アシロはフィリピンのPMI大学の3年で通関の勉強をしながら練習に励んでいる。ボクシングは6歳から始め、アマ時代には200戦以上を戦い、「日本の国体のような試合で2回チャンピオンになった」と実績を持つ。

プロボクシング転向5戦目でタイトル初挑戦となる那須川には「有名人だということは知っている。うまい選手だが、負ける気はしない。ベストを尽くす」とベルト獲得へ意気込む。来日前には1日最高10ラウンド(R)で約100Rのスパーリングをこなしてきた。「那須川のスピードを警戒している」と対策も万全という。「日本には勝つためにきた。チャンピオンベルトを獲りたい」と強気に言い放っていた。

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WBOアジア・パシフィックバンタム級王座決定戦の7回、アシロ(左)と打ち合う那須川天心=14日、東京・有明アリーナ.

無敗の格闘家でWBOアジア・パシフィック・バンタム級1位の那須川天心(25=帝拳)がボクシングで初タイトル奪取に成功した。転向5戦目で、同級2位のジェルウィン・アシロ(23=フィリピン)とアジアのベルトを懸けて戦い、3-0の大差で判定勝利を収めた。来年末に予定される世界挑戦を見据え、ボクシングキャリア節目のベルト獲得となった。

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〇…アシロはすがすがしく負けを認めた。「ベストを尽くした。試合内容はとても良かった。(那須川は)とてもボクシングがうまく、スピードがあり、パンチも強かった」と振り返った。9回のダウンだけは「あれはスリップ」と強調。今年4月、IBF同級王者西田のスパーリング相手を務めた経験があり「使用しているグローブ(のオンス)が違うので(那須川と)はっきりと比較することはできない。私見でいえばスピードは那須川選手、技術は2人ともある」と解説した。

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ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが11日、都内のホテルで会見した。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。14日のセミファイナルでWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王座決定戦10回戦に臨む同級1位・那須川天心(帝拳)、相手の同級2位ジェルウィン・アシロ(フィリピン)らが意気込みを口にした。戦績は26歳の那須川が4勝(2KO)、23歳のアシロが9勝(4KO)。

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ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが11日、都内のホテルで会見した。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。14日のセミファイナルでWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王座決定戦10回戦に臨む同級1位・那須川天心(帝拳)、相手の同級2位ジェルウィン・アシロ(フィリピン)らが意気込みを口にした。戦績は26歳の那須川が4勝(2KO)、23歳のアシロが9勝(4KO)。

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那須川は黒のキャップを前後ろに被ったスタイルで出席。名前が紹介されると、両腕で力こぶをつくってカメラにアピール。「トレーニングだけじゃなく、世間ともしっかり勝負してきたつもり。それを回収して必ずいい結果で終わらせたい」と力を込めた。

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プロボクシングのWBOアジアパシフィックバンタム級王座決定10回戦が14日、東京・有明アリーナで行われ、同級1位・那須川天心(26=帝拳)が同級2位ジェルウィン・アシロ(23=フィリピン)に判定勝ちし、初のタイトルを奪取した。

試合は序盤からスピードで勝る天心が優位に進めたが、打てば必ず打ち返してくるアシロを詰め切れない。9回にスリップ気味のダウンを奪ったものの倒し切ることはできず、ジャッジ2人が98-91、1人が97-92の3-0判定をものにした。

これでキックボクシングからボクシング転向後5連勝(2KO)。すでにWBA3位、WBC3位、WBO11位にランクされており、JBC(日本ボクシングコミッション)が世界挑戦の条件として定める王座のうちのひとつを獲得したことで、早ければ来年中の世界挑戦が実現する可能性も出てきた。

普通の世界ランカーなら、5戦目でスピードとテクニックを十分に見せつけて王座奪取したのだから評価されるだろう。ただ、天心の場合、どうしても「神童」と呼ばれたキックボクシング時代のイメージがつきまとい、見る側のハードルが上がる。

今回も倒し切れなかったことへの物足りなさなど、やや批判的に見る向きも少なくない。昔から天心を応援していた個人的なファンではなく、長くボクシングを見てきた筋金入りのファンは特にその傾向が強い。実力以上に「人気先行」するスター候補は、いつの時代も注目される一方で批判にさらされるのだ。

評価の難しい今回の一戦。SPAIAでは独自にデータを集計し、過去の試合とも照らし合わせながら分析した。有効打の見極めは難しいが、ナックルパートを的確に当てたクリーンヒットのみを有効打としてカウントしている。

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天心がアシロ戦で放ったパンチ総数は425発。1ラウンド平均42.5発で、過去の試合と比べると、デビュー戦の与那覇勇気戦(6回判定勝ち)は1ラウンド平均50発、2戦目のルイス・グスマン戦(8回判定勝ち)は55.1発、3戦目のルイス・ロブレス戦(3回終了TKO勝ち)は54.3発だったから、今回はいつもより手数が少なかったことが分かる(3回1分49秒TKO勝ちだった4戦目のジョナサン・ロドリゲス戦は36.3発)。

手数は多ければ良いわけではないし、相手によっても変わるので一概には比較できない。重要なのはポイントに直接つながる有効打だ。

アシロ戦は有効打の総数が134発で1ラウンド平均13.4発。同じように過去の試合と比較すると、デビュー戦は21.2発、2戦目は18.5発、3戦目は16発、4戦目は15発で今回が最少だった。ワンパンチでKO勝ちする可能性もあるとはいえ、今回は手数が少ない分、有効打も少なく、相手にダメージを蓄積させられなかったことがKO勝ちを逃した一因と言えるだろう。

パンチの種類別に見ると、今回はジャブが55.3%、ストレートが23.3%で、ジャブが43.1%、ストレートが32.1%だった前回に比べてジャブの割合が高い。

ただ、前回は5戦の中ではベストバウトと言えるKO勝利で攻勢の場面が多かったため、左ストレートがよく出ていたことが要因。今回は攻め込む場面が少なかったため左ストレートが少なかっただけで、右ジャブは特に多かったわけではない。

右ジャブの1ラウンド平均は23.5発で、デビュー戦は20.3発、2戦目は26.3発、3戦目は33.3発、4戦目は15.7発だから天心にしては平均的と言える。

Amazonプライムビデオで解説を務めた元世界ミドル級王者・村田諒太氏が「待たずに自分から仕掛けたい」とたびたび指摘していたが、積極的に攻め込むのではなく、受け身とも取れる戦法が今回はマイナスに作用した。

天心は元々、手数が多い方ではなく、相手と距離を取りながらカウンターを当て、じわじわと追い込んで仕留めるタイプ。帝拳ジムで指導する元2階級王者・粟生隆寛トレーナーの現役時代に似ている。

これまでは前回のような会心のKO勝利や、ダウンを奪って一方的な判定勝利を重ねてきた。相手のレベルが上がったとはいえ、今回はいつも以上に手数が少なくアシロを10ラウンドもたせてしまった原因はどこにあるのだろうか。

僅差の勝負!?那須川天心の適応能力の高さに驚いた【那須川天心vsジェルウィン・アシロ】

◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座決定10回戦 同級1位・那須川天心―同級2位ジェルウィン・アシロ(14日、東京・有明アリーナ)

「那須川天心vs.ジェルウィン・アシロ」と「中谷潤人vs ..

WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦で同級1位の那須川天心(帝拳)と戦う同級2位のジェルウィン・アシロ(フィリピン)が8日、来日した。PMIカレッジに通い、税関について学んでいる現役大学生ボクサーは天心について「ボクシングがうまいと思うが負ける気はしない」と自信を見せた。